お疲れ様です。
サザンの桑田佳祐氏が食道がんと発表された7月28日、
所属するアミューズの株式は前日比▲13円(907円)も下がりました。
そりゃそうでしょう。金看板ですから。
しかし新日本有限責任監査法人のリストラが報道された翌26日、
会計士受験専門学校TACの株価は1円上がっていました(362円)。
市場はどう評価したのでしょうか。
これは新日本に限った話であり会計士(受験)業界への影響は軽微と見たのか、
それともリストラにより合格者の採用が進むことで就職難が緩和されると
見たのか、それとも単に記事を見落としていたのか・・・・・。
想像は尽きませんが、少なくとも会計士の端くれである私にとっては大きな衝撃
でありました。
自分自身この先のキャリアを思い悩んでいたこともあって、
すっかり閉塞感が強まった感がします。
そんな週末、私はすがる思いでこの本を読んでいました。
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<概要>
われわれの人生は、気にすればきりがないような小さな課題の連続である。
人は、無数の選択を強いられながら生きており、ときには大きな困難に出合う
こともある。だが、少し見方を変えてみると、正しい選択や誤った判断が
あるわけではないことがわかる。
また、ふりかかる災難が、人生のきっかけにもなることもあるのだ。
生きるのに正しいも間違いもない―。世界の聖地を調査してきた宗教人類学者
だからこそ書ける、自分の生き方を手に入れる道とは何か?
死ぬことを最大の幸福とみなす生き方とは?
老いも若きもストレスを抱えている現代社会で、
「無理なく」「楽しく」「安らかに」生きる方法について、
様々な文献や事例を駆使しながら解き明かす。
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同名の保険商品がありますが、この本は4年前に出た「偶然のチカラ」の姉妹編的な位置づけ。
(前作もなかなか面白かったです。末尾に紹介しておきます。)
当たり前じゃん!と言われそうな内容なのですが、
ハッと気づかされることが多かったです。
以下、気に入った箇所を(自分のために)書き出しておきます。
--------------------------------------------------------------------
■我々すべて「計画された偶然」を生きる。必然と思われることは
できるだけ最小限にとどめ、偶然に身を任せることによって
人は初めて自由になれる。
■われわれは人生を楽しむために生きている。決して仕事のためだけではない。
■山本周五郎の名言
「貧乏と、屈辱と、嘲笑と、そして明日の望みが無くなったときこそ、
初めて我々は人生に触れるのだ」。
自分に不運が回ってきたときに、初めて世の中の仕組みが見えてくる。
降りかかった災難こそ人生のきっかけとなる。
■生きるのに「正しい」も「間違い」もない。
あなたが選んだ生き方がそのままあなたの人生だ。
■すべての選択には、それ自身、間違いが含まれており、
成功か失敗かはそう簡単には判断がつかない。
■選択し、躓くところから人生は始まる。
表面的な成功に一喜一憂すべきではない。
それがわからない人は、永遠に人生がわからないということだ。
-------------------------------------------------------------------------
姉妹版の「偶然のチカラ」も結構気に入って、時々読み返しております。
4年前の本ですので、ブックオフの100円コーナーでも時折見かけます。
「偶然のチカラ」では次の点が印象に残りました。
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■ 「未来が見えないとき、いったいどうしたらいいのか?」その場合、遮二無二 自分の意思を貫こうとしないことが肝心、つまり「自分で選択するべからず」である。
困難なことにぶち当たったとき、必要以上に自分の力に頼るのがもっとも具合が悪いことであり、見えてきた状況に従って動けばいいのである。
そして、すぐに物事の是非を判断せず、「世の中にはどうにもならないことがある」と一歩引いて考えたい。世の中には思うようにいくことのほうが少ないのだから。
■もし偶然の力を最大限に生かすとしたら、
「すべてはなるようになる」という柔軟な姿勢は不可欠である。
-------------------------------------------------------------------------------------
植木等(古い!)が歌うところの「そのうち何とかなるだろう」、
ビートルズがいうところの「LET IT BE」 ということでしょうか。
・・・ということで改めて
クレージーキャッツの「だまって俺についてこい」と
ビートルズの「LET IT BE」を聴きましたが、
人生の本質を突いた曲でもあったんですね。
(ちなみに冒頭の桑田佳祐氏は「自分の師匠は植木等である」と。)
だまって俺について来い ハナ肇とクレイジーキャッツ
LetIt Be - The Beatles
脱線してしまいましたが、
公認会計士という資格・職業を選択してしまった人の多くは
「こんなはずではなかった」「躓いてしまった」と思われたでしょうが、
躓いた今こそ、人生がスタートすると
前向きにとらえることが大事かもしれませんね。
まぁ、騙されたと思って読んで欲しい2冊でした。
またいきます。
※スポンサーリンク、「もしご興味のあるものがございましたら」クリック下さいね。
サザンの桑田佳祐氏が食道がんと発表された7月28日、
所属するアミューズの株式は前日比▲13円(907円)も下がりました。
そりゃそうでしょう。金看板ですから。
しかし新日本有限責任監査法人のリストラが報道された翌26日、
会計士受験専門学校TACの株価は1円上がっていました(362円)。
市場はどう評価したのでしょうか。
これは新日本に限った話であり会計士(受験)業界への影響は軽微と見たのか、
それともリストラにより合格者の採用が進むことで就職難が緩和されると
見たのか、それとも単に記事を見落としていたのか・・・・・。
想像は尽きませんが、少なくとも会計士の端くれである私にとっては大きな衝撃
でありました。
自分自身この先のキャリアを思い悩んでいたこともあって、
すっかり閉塞感が強まった感がします。
そんな週末、私はすがる思いでこの本を読んでいました。
生きるチカラ (集英社新書) | |
植島 啓司 | |
集英社 |
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<概要>
われわれの人生は、気にすればきりがないような小さな課題の連続である。
人は、無数の選択を強いられながら生きており、ときには大きな困難に出合う
こともある。だが、少し見方を変えてみると、正しい選択や誤った判断が
あるわけではないことがわかる。
また、ふりかかる災難が、人生のきっかけにもなることもあるのだ。
生きるのに正しいも間違いもない―。世界の聖地を調査してきた宗教人類学者
だからこそ書ける、自分の生き方を手に入れる道とは何か?
死ぬことを最大の幸福とみなす生き方とは?
老いも若きもストレスを抱えている現代社会で、
「無理なく」「楽しく」「安らかに」生きる方法について、
様々な文献や事例を駆使しながら解き明かす。
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同名の保険商品がありますが、この本は4年前に出た「偶然のチカラ」の姉妹編的な位置づけ。
(前作もなかなか面白かったです。末尾に紹介しておきます。)
当たり前じゃん!と言われそうな内容なのですが、
ハッと気づかされることが多かったです。
以下、気に入った箇所を(自分のために)書き出しておきます。
--------------------------------------------------------------------
■我々すべて「計画された偶然」を生きる。必然と思われることは
できるだけ最小限にとどめ、偶然に身を任せることによって
人は初めて自由になれる。
■われわれは人生を楽しむために生きている。決して仕事のためだけではない。
■山本周五郎の名言
「貧乏と、屈辱と、嘲笑と、そして明日の望みが無くなったときこそ、
初めて我々は人生に触れるのだ」。
自分に不運が回ってきたときに、初めて世の中の仕組みが見えてくる。
降りかかった災難こそ人生のきっかけとなる。
■生きるのに「正しい」も「間違い」もない。
あなたが選んだ生き方がそのままあなたの人生だ。
■すべての選択には、それ自身、間違いが含まれており、
成功か失敗かはそう簡単には判断がつかない。
■選択し、躓くところから人生は始まる。
表面的な成功に一喜一憂すべきではない。
それがわからない人は、永遠に人生がわからないということだ。
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姉妹版の「偶然のチカラ」も結構気に入って、時々読み返しております。
4年前の本ですので、ブックオフの100円コーナーでも時折見かけます。
偶然のチカラ (集英社新書 412C) | |
植島 啓司 | |
集英社 |
「偶然のチカラ」では次の点が印象に残りました。
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■ 「未来が見えないとき、いったいどうしたらいいのか?」その場合、遮二無二 自分の意思を貫こうとしないことが肝心、つまり「自分で選択するべからず」である。
困難なことにぶち当たったとき、必要以上に自分の力に頼るのがもっとも具合が悪いことであり、見えてきた状況に従って動けばいいのである。
そして、すぐに物事の是非を判断せず、「世の中にはどうにもならないことがある」と一歩引いて考えたい。世の中には思うようにいくことのほうが少ないのだから。
■もし偶然の力を最大限に生かすとしたら、
「すべてはなるようになる」という柔軟な姿勢は不可欠である。
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植木等(古い!)が歌うところの「そのうち何とかなるだろう」、
ビートルズがいうところの「LET IT BE」 ということでしょうか。
・・・ということで改めて
クレージーキャッツの「だまって俺についてこい」と
ビートルズの「LET IT BE」を聴きましたが、
人生の本質を突いた曲でもあったんですね。
(ちなみに冒頭の桑田佳祐氏は「自分の師匠は植木等である」と。)
だまって俺について来い ハナ肇とクレイジーキャッツ
LetIt Be - The Beatles
脱線してしまいましたが、
公認会計士という資格・職業を選択してしまった人の多くは
「こんなはずではなかった」「躓いてしまった」と思われたでしょうが、
躓いた今こそ、人生がスタートすると
前向きにとらえることが大事かもしれませんね。
まぁ、騙されたと思って読んで欲しい2冊でした。
またいきます。
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あなたが選んだ生き方がそのままあなたの人生だ。
とても素敵なメッセージですね。
ありがとうございました。
心に響きました。
どうあっても自分は自分、結局本人の人生ですよね。