おかげさまで連日900名様にご覧いただいておりまして
誠に有難うございます。
シーズン1では平均600名様台でしたので、5割増ですか。
さおだけ屋で著名な山田慎哉先生のブログが通常約2,000名/日ということですので、無名の会計士としてはそれなりに健闘している数字かと思います。
中身は別にして・・・ですが。
ただ、このうち約30名様が「リラックマ 壁紙」で検索されて訪れて頂いている
「一見さん」です。またどこかでお会いしましょう。
最近ではこの「リラックマ 壁紙」に続いて「ヤマノホールディングス」で検索されて
このブログを覗かれている方が多いです。ちょっと気になります。
そこで今回はこの会社を取り上げます。
確かに2年前「どろんこ経営」というタイトルでネタを書いたことがあり、
グーグルでこの社名を検索すると1ページ目に出てきます。 http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/76c327acf5d6eec7bd6c03f62976c751
今読み直してもそれなりに面白い内容、っていうか、
予想したとおり、この会社「泥まみれ」になっております。
■H20/3期決算短信
https://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=316&brand=80&data=58783&filename=pdf_file.pdf
荒れ放題の決算書。
債務超過寸前。
継続企業に疑義との注記付き。
そんな状況で自己資本を上回る繰延税金資産4.6億円も計上できるんかい!
のれん11億円にも資産性無いでしょう。全額減損すべきでは?
となると実質的な自己資本は、
自己資本3.5億円-4.6億円-のれん11億円=▲12億円の債務超過状態・・・・
と見るべきでは?
監査法人は昨年、新日本監査法人から中小へ交替。
名前が凄い。
「隆盛監査法人」。
ヤマノとしても初詣でお守りを買う感覚で、ゲン担ぎでこの法人を選んだのかも。
さすが和装の会社である。
そしてその“真逆”な業績。これ以上皮肉な話はない。
一方でこの会社のリストラ策はというと、
抜本的なコストカットする気があるのか分からないようなグループ内での
関係会社株式のキャッチボール。
一番必要な外部からの資本増強もない。
これはかなりキツイ。
それにしても、この期に及んで財務実態をお化粧してどーする?
これも山野式美容法なの?。
それとも・・・・まさか・・・・・ 「死に化粧」・・・・・ですか?
(すいません、キツイ終わり方で。)
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監査法人も変ですねw
ただ、ヤマノグループの企業買収は、買収した企業の従業員
を大事にし、よほどのことがない限りクビを切らずに再生を図っていく点が、他の怪しいM&A企業とは、全然違います。
また、買収した企業の事業も、すべてヤマノの事業に関連のある、服装美容などに統一されている点も違います。
つまり、あくまで、事業目的の買収であって、利鞘稼ぎの買収
ではなく、その点は非常に健全と言えます。
要するに、ヤマノは上場しているが、個人商店の感覚で経営を
しているところが問題なのでしょう。
変な監査法人を選んだのも同様な理由で、特に悪意はないような気がします。
当然、金銭目的の怪しい増資をしたことは一度もありません。
ダメな会社かもしれませんが
怪しい会社ではないと思います。