◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

滅入る5月の消費不振

2008-06-03 | 会計・株式・財務

■三越や高島屋といった百貨店が5月の売上速報を発表しておりますが、
  予想とおりといいましょうか、厳しい!!

  三越
http://www.imhds.co.jp/ir/pdf/monthly_report/mitsukoshi/2008/08_05_prompt_report_m.pdf
 高島屋
http://www.takashimaya.co.jp/corp/info/topics/pdf/200806/080602.pdf

  昨年より土曜日が1日多いはずでしたが、
 週末ごとの天候不順(しかも寒かった)、
 ガソリン税再課税も追い打ちとなったのでしょうか。

 百貨店業界に関して言えば、6月14日に最後の東京地下鉄、副都心線が
 開通することで新宿3丁目の伊勢丹、高島屋に有利とかなんとか言って
 おりますが、そんな呑気なことを言っていられなくなるかも知れません。

 別格である伊勢丹本店を除いて総崩れのおそれも・・・・・・・・。
   (確かに伊勢丹本店は堅調ですね。↓
 http://www.imhds.co.jp/ir/pdf/monthly_report/isetan/2008/08_05_prompt_report_i.pdf

  この先も、ガソリン高があらゆる消費を委縮させていくのでしょうか。



■そういえば先日、「消費しない若者」を取り上げたテレビ番組がありましたが、
 そこに見たのは20数年前の自分の姿でした。

 私もクルマには全く興味が無く、欲しいとか買いたいと思わなかったし、
 ビールもあまり飲まない・・・・・。将来不安から貯金はせっせと・・・・・。
 今でもキャンドゥの100円ネクタイしか愛用していませんし・・・・。
 
 ようやく時代が私に追い付いたのかも。



■最近のサラ金のCMは「オマエ、貸す気が本当にあるんかい!!」と
  ツッコミたくなるほど「収支と返済のバランス」を強調しすぎ。

  バランスが取れないからこそ、サラ金から借りるんでしょう?
  これも改正貸金業法の副産物なのでしょうか。

  そのうち割賦販売法とかの改正でカードに総量規制が入る可能性が
  あるとのこと。となると消費にはまさに冷や水。

  消費税の増税論議もまた高まり始めるでしょうし。

  とにかく、消費不況へまっしぐら、と感じざるを得ない昨今の情勢。
  今年の5月が1つの節目になったのではないでしょうか。

■で、6月に入って早々に台風が来るそうですが・・・・・って・・・・・・あっ!。
  
  そういえばあの謎の預言者ジュセリーノはこう言っていたっけ?
  
 「
2008年6月 台風が日本を直撃し、さまざまな大問題に発展します。
  http://www.jucelinodaluz.jp/prophecy.html#2008

  外れることを祈るばかりです。



 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 続・どろんこ経営 ~ヤマノ... | トップ | 株式投資家によるIRに思う »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
でもね (温故知新)
2008-06-10 08:42:08
食品の既存店売上は目茶目茶強いですよ。食品スーパーは評価されるかもしれませんね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

会計・株式・財務」カテゴリの最新記事