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会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

「あなたもCIA!」 -・・・・といっても公認内部監査士の話-

2006-10-28 | 会計・株式・財務
ヒマを弄んでいる私は、本日、CIA取得セミナー(無料)に行ってきました。
といいましても、ドラマなどで御馴染みの
あのCentral Intelligence Agency米国中央情報局ではありませんよ。


CIAとは Certified Internal Auditor(公認内部監査人)の略称であり、
内部監査に関する指導的な役割を担っている
IIA(The Institute of Internal Auditors)が認定する
国際的な資格だそうです。

で、米国公認会計士受験専門学校U社がこの受験対策講座を開くというので、
好奇心だけは人一倍の私も顔を出してみたのです。
(因みにライバルA社は・・・・・破綻しちゃったんですね・・・・・。)

<参考>CIA資格について(日本内部監査協会HPより)
http://www.iiajapan.com/ciacvr.htm(←リンクしてません。)


日本版SOX法が導入されることもあって、会社法施行された今、
企業実務界の最大の関心事は「内部統制をどうするか?」。
10月20日の日経新聞でも、日本におけるCIA取得者が増えてきた!と紹介。
それでも2006年での資格取得者は累計1565人。
この資格が無いと内部監査できないということではありませんが、
東証一部上場1,700社ありますので、まだまだ人材ニーズがあるかもしれません。

そういえば先日、「公認不正検査士」っていう資格試験で使うマニュアル<見本>
を丸善(丸の内店)で見かけました。


【内部統制 不正リスク対策の実務書】不正検査士マニュアル 日本版

ACFE JAPAN 公認不正検査士協会日本事務局

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米国発の似たような資格が、“刺客”のように日本の資格試験業界に
雪崩をうって押し寄せているってことですか。

で、この先にあるのはITコンサルも巻き込んだ・・・・・「内部統制バブル」。
まっ、財務情報の利用者の立場から見れば、良い方向にあると思いますけどね。


CIAセミナーの話に戻しますと、
土曜の昼間にして50名弱出席しておりました。
こんなに来るとは思っていなかったようでして、
主催者側は嬉しさを隠しておりません。


でも、そうでしょうか?実需を伴ったものなのかは疑わしい。



・・・・というのも、
実は私は、このセミナーに出席すると、定価2,800円の書籍


CIA(公認内部監査人)試験重要ポイント&問題集

日本能率協会マネジメントセンター

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が無料でもらえると聞いていたから顔を出したまでです。
(東京の方でしたら28日の日経43面[社会面]の広告をご覧下さい)





主催者には申し訳ないですが、受講料はちょっと高いですねー。
私が万が一受験するとしても、日本内部監査協会が翻訳した
公式テキストでなんとか遣り繰りできるかなぁと思った次第です。
  ・「専門職的実施のフレームワーク」http://www.iiajapan.com/PPF04.htm
  ・「CIA参考問題集2004」http://www.iiajapan.com/CIAMODELEXAM.htm
あと、資格取得後も日本内部監査協会費が年2万円とか
教育研修費もそれなりにかかるようなので、
ランニングコストにも留意すべきでしょうね。
(勤務先が負担してくれたらいいんでしょうけどね・・・)

コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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譲ってください! (まあくん)
2007-02-10 23:37:09
「不正検査士マニュアル」及び「CFE資格試験対策問題集(CD-ROM)
」が不要になった方の譲渡を求めます。
連絡ください。
返信する

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