◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

こっちの「ライオンズ」も出血大セールだ!

2008-11-05 | 会計・株式・財務
お疲れ様です。


オバマ氏が米国の新大統領に決定した11月5日(日本時間)。
ビジネス系ブログの多くの主宰者はオバマネタを展開されていることでしょう。
でも、へそまがりでドメスティックな私は、別ネタでいきます。



まずはプロ野球日本シリーズ第4戦。
西武が楽勝で2勝2敗のタイ。
もうどうでもいいですけどね。

流れは西武。
優勝セールが一歩近づいた感があります。




・・・・と思っていたところ、こんなニュース。

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■大京、扶桑レクセルを吸収合併 重複業務を統合■

 大京は5日、全額出資子会社の扶桑レクセルを来年にも吸収合併すると
発表した。

2009年3月期の業績が大幅に悪化することを受け、両社の重複業務を整理・
統合しグループ全体の採算性を引き上げる。
合併に合わせグループ人員(約4000人)の15%削減を実施する予定。
筆頭株主のオリックスを引受先とした第三者割当増資も実施して
自己資本を増強、経営の抜本的な立て直しを図る。

 大京は「ライオンズ」ブランドでマンション分譲事業を展開、
07年まで発売戸数で業界トップの地位を維持してきた。
ただ、世界的な金融不安などを背景にマンション市況が急速に悪化。
今期の連結最終損益を510億円の赤字(前期は162億円の黒字)と、
従来予想の95億円の黒字から一転して大幅な最終赤字になる見通しを出した。
                     (以上、引用終わり)
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510億円の赤字・・・・・・、何故こんなに出るのだろう?と思いまして、
プレスリリースをチェック

  

2008.11.05 平成21年3月期業績予想および配当予想の修正、資本増強の方針、
子会社(扶桑レクセル株式会社)の合併、ならびに人員削減等の合理化の方針に
関するお知らせ


これによりますと、たな卸資産の評価損が▲323億円!


マンションが売れず、もしくは売ろうと思うんだけれど、
ご案内の通り市況は悪化の一途。

だからいっそのこと、マンション在庫の評価損を思いっ切り出して、
帳簿価格を引き下げて、販売しやすくしよう!!

そんな考えが見受けられます。



・・・・・・・ということは、

大京「ライオンズマンション」の、まさに大出血セールが始まる!!

ということなのでしょう。

▲500億円も損失を出せる体力があってこその大勝負。
これは同業他社に対して、強烈な宣戦布告となるでしょう。


2008年11月5日(日本時間)。
オバマ新大統領の当選に加え、
仁義なきマンション安売り戦争の開戦記念日として、
長く記憶されることでしょう。




ところで、大京ライオンズの親会社はあのオリックス。
パ・リーグとは順位(力関係)が逆になっているのが面白い。


それと、西武にボカチカって選手がいますよね。

「簿価・地価」・・・・何か不動産屋っぽくて気に入りました。この名前。





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本日の1曲・・・じゃなくて、1ビデオ。



・・・・何だかんだ言ったものの、
オバマ氏当選を記念して勝利演説をエントリーしました。

英語のヒアリングの練習にどうぞ。


President-Elect Barack Obama in Chicago



◇米大統領選で当選した民主党候補、オバマ氏の演説要旨。

 アメリカでは、すべてが可能であることを疑い、民主主義の力に疑問を呈する人がまだいるなら、今夜がその答えだ。今度の選挙は違うと信じて、投票所に並んだ人々の列が答えだ。老いも若きも、共和党支持者も民主党支持者も、黒人も白人も、同性愛者もそうでない人も、健常者も障害者も、すべてが出した答えだ。我々はアメリカ合衆国(の一員)なのだ。


 長い道のりだった。だが今夜、今日の決戦を経てアメリカに変革が訪れた。


 この勝利は皆さんのものだ。私は最初から大統領に最も当選しそうな候補者だったわけではない。金もなかったが、労働者たちが5ドル、10ドル、20ドルと献金してくれた。極寒の日もうだるような暑さの日も見知らぬ人の家のドアをたたいて回った人々のおかげで選挙運動は力を得た。人民の、人民による、人民のための政治が滅んでいなかったと。


 我々の前には大きな仕事が待っている。(イラク、アフガンの)二つの戦争、危機に直面した地球、世紀の金融危機だ。新エネルギーを開発し、仕事を創出し、学校を建て、脅威に対処し、各国との同盟関係を修復しなければならない。

 道は長く険しい。坂は急だ。だが、私は今夜ほど希望に満ちたことはない。私は約束する。我々は一つの国民として目標に到達するのだ。

 挫折やつまずきもあろう。だが、私は皆さんに、常に正直であるつもりだ。この勝利は、変革のためのきっかけでしかない。後戻りはできない。

 今夜我々は、この国の真の力は武力ではなく、民主主義、自由、機会と不屈の希望に由来することを証明した。この選挙戦では語り継ぐべき多くの物語があった。(ジョージア州)アトランタで投票した女性もその一つだ。106歳の彼女は、かつて(女性という)性別と(黒い)肌の色の二つの理由から選挙に参加できなかった。彼女は全米が大不況の絶望に包まれ、ニューディール政策によって恐怖を克服する国を見た。彼女はアメリカがどれだけ変化できるか知っている。我々はできる。

 我々の子どもたちが来世紀を生き、私の娘がクーパーさんのように長生きすればどんな変革を目にするのだろうか。どんな進歩を成し遂げられるのだろうか。今がその使命に答えるチャンスだ。今が我々の時代だ。子供たちに機会の扉を開き、豊かさを取り戻し、アメリカンドリームを唱え、基本となる真実を確かなものにする時だ。皮肉や疑いに直面した時、「できない」と私たちに語る人がいる時、時間を超えた道理で答えるのだ。私たちはできる、と。

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