お疲れ様です。
11月30日に、モリモトという2月に上場したばかりの不動産会社の
倒産ネタを書きました。
11月30日 モリモトの民事再生法申請に思う ~株式上場はダメモト?
その恐るべきスピードに目を奪われた私ですが、8月に上場したアスコット。
この会社、モリモトの記録を破るような「秘めた力」を感じます。
12月10日 継続企業の前提に関する事項の注記に関するお知らせ
例に漏れずグループの資金繰りがネック。
売却を予定していた販売用不動産の処分が当初計画通りとならず、
これに伴う金融機関等からの借換融資が必要な状況になって・・・・・
上場して僅か4ヶ月でGC注記が付くとはね・・・・・。
監査法人はどこだと思います?
上記拙稿を読まれたカンの鋭い方なら、もうおわかりかと。
ココ(←クリックしてね)です。
そう、この本の著者がいる監査法人。
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・・・またまた新日本監査法人。
・・・・まだ破綻していませんから、これ以上言うつもりはありませんが、
私が当法人に持っていたイメージは確実に悪化しましたね。
しかし、今回たったひとつだけ評価できるところがあります。
どういうことかと言いますと・・・・・・・・・
モリモト破たんの時は、結局のところ事前に「GC注記」
が付されず、有識者から疑義が提示されました。
これに対して今回はタイミングはともかく、
とりあえずGC注記、付けることができましたからね。
・・・・・・まっ、どうでもいいけど新日本さん。
あのIPO本、恥の上塗りになりかねないから早々に大改訂して、
出直しましょうや。
有識者だなんて、最近は変なエントリーしていたりしますので、無識者であると自覚しております。恐縮です。
それにしても、なかなか香ばしい会社ですね。
上場して4か月で役員辞任・人員整理しGCがつくとは、素敵な感じを受けました。
今後、意識するように致します。
わたしゃどちらかと言うと、主幹事の方が問題な気がするんですがね。
しかも、2月の状況から現在の様な市場環境になる事を監査法人が予測できないだろうし。
モリモトは2001年末に一度上場を取りやめており、その時に比べて、今年2月の方が将来の市場環境としては明らかに悪いと予測できそうな気がしますが、それでも上場を強行したのは主幹事証券によるところが大きいと思うのですが。8月ならなおさら。
監査法人なんて、会社が売れますと言えば信じるしかないが、結局直近も売れなかった事で態度を硬化させただけなのではないでしょうか。
モリモトを例に取れば8月に横浜の物件売却でこれみよがしにIRを出しましたが、売却先の都合で価格は非公開。今となってはあまりに安値で叩き売ったので非公開にせざるおえないとも考えられる。
その後10月にも物件売却の予定も売れずに、監査法人は売れる値段は?。いつ売れるの?。といった質問に根拠をしめす事ができなきゃ、結果がこうならざるおえないのではないかと思うのですがね。