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西山瞳 ピアノ・ソロ・アルバム 「ヴァイブラント」『Vibrant』

2020年06月15日 | music
私の敬愛するジャズピアニスト西山瞳さんの2作目のピアノ・ソロ・アルバム「ヴァイブラント」を購入しました。


西山瞳「Vibrant」 プロモーション映像





ソロの前作『Crossing』(2013年)が自身10作目の節目であったと同様
20作目の節目に当たる今作『Vibrant』は、
全曲オリジナル曲で構成。ジャケットは前作よりシンプルで本人の写真もなく無地です。
今回もピアノはFazioliで前回はF228、今回はF212です。
静かにピアノと自身と向き合ったアルバムで、
全曲彼女のオリジナルで、プロデューサーも彼女です。
西山瞳を全編に感じられるとてもプライベートな感覚に心がなごみます。
とにかく無駄な音を省いてシンプルで深みのある音が続いて行きます、
彼女の多様性が垣間見ることのできる作品です。
「ヴァイブラント」 (音が)響き渡る彼女の音の世界を感応できました。
演奏時間は44分22秒がソロピアノには丁度良い時間です。
そしてアルバムには解説書はありません、曲名だけが記載されていますので、
西山瞳のホームページに解説が載っていたので、転記します。
1.“Empathy エンパシー”
新曲、このレコーディング前に即興的に作ったもの。
2.“Vibrant ヴァイブラント”
2019年『The Tree Of Life』収録曲を再録。2016年作曲当初から、
この曲はピエラヌンツィを踏まえながらも自分らしく書けたと思い、
機会があればソロで録音したいと思っていました。
3.“Recollection リコレクション”
ピエラヌンツィのコピーばかりしていた22歳の時(2002年)に作曲した曲。
4.“Until The Quiet Comes アンティル・ザ・クワイエット・カムズ”
横浜のジャズ・クラブ、上町63で、ソプラノ・サックスの塩谷博之さんと演奏していた曲。
5.“To The North トゥ・ザ・ノース”
2019年頭に書いており、ほぼアイデア一発を書き留めただけのもので、
アドリブは特に計画もしていませんでした。
2019年7月に小田朋美さんと2台のピアノで演奏機会があり、その時に全体をまとめました。
6.“Hand In Hand ハンド・イン・ハンド”
2010年1月にファツィオリのショールームでF308(最大級のコンサートグランドピアノ)を使ったコンサートをし、事前に練習に行った時に同楽器を使用して1時間ほどで書いた曲。
7.“Behind The Door ビハインド・ザ・ドア”
2015年作曲。ソロのために書いていた曲。
8.“Snow Train スノー・トレイン”
2018年、ギター市野元彦さんとデュオの前に、自由度の高い曲を書こうと思って書いた曲。
9.“I'm Missing You”
2004年自主制作盤『I'm Missing You』のタイトル曲を再録。
この自主盤はもう廃盤になっていますが、再発する気はなく、
できれば収録曲は再録したいと前から考えていて、今回はこの曲を再録しました。
オリジナル曲を書き始めてから、初めて自分らしく書けたと思った曲でした」
コメント
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