世界の艦船2024年5月号の特集は「海上自衛隊VS中国海軍」です。
1月号、3月号では海上自衛隊を特集し、2月号増刊は「中国海軍発達史」で、
昨年5月号は「米海軍VS中国海軍」でした。
各氏ともそれぞれの分野で解説されていますが、河上氏は対機雷戦について日中を比較することはナンスであると指摘されています。
中国海軍の増強は全ての部門において増強されており、量のみならず、質も向上しており、
単に海上自衛隊では対応できない状況であることは明白です。
香田氏も指摘しているように中国海軍は貪欲に他国の軍事技術、装備等を吸収して行きました。
それに一番慌てたのが、米軍であり、このため各国との連携を強化しています。
そんな中で海上自衛隊の対中国海軍において何を強化はなければいけないについて各氏は指摘されています。
香田氏は「対潜戦」での解説で、対潜訓練機会が大きく減少していて、
護衛艦とヘリ部隊との対潜戦練度低下も著しいと指摘されておりますが、
今回の夜間での「対潜戦」における2機の墜落事故は図らずも現実となってしまいました。
防衛省幹部は「世界の艦船」をよく読んで勉強する必要があるのではないかとも思いました。
中国海軍は「世界の艦船」を愛読されているとのことです。
河上氏と福本氏の「対機雷戦」「多機能艦対機雷戦システムと海自FFMの課題」
についてはかねてより懸念されている次期掃海艦の建造が望まれます。
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