本書については多少知識があるので、前回読んだ「資本主義と闘った男」と比べると楽でした。
記載事項の概要については知っている事ですが、詳細に書いてあるので、なるほど納得します。
イラン核施設へのイスラエルのサイバー攻撃についてはネットワークが接続されていないとのことで、
度の様にして攻撃したかは知りたいところですが、詳細は書いてありません。
推測としては製造装置へのソフトウェアにウイルス感染させたとのことですので、ヒューマン関連であると思います。
最近では日本の原子力施設に他人のカードで入室していとの報道があるように
セキュリティ基礎ではこのことが常に問題となっています。
各国のサイバー部隊の状況に着いては興味深いところがありました。
情報関連機関は国内、国外を問わずあらゆる情報を収集して分析して
テロ対策、軍事関連動向、国内不当分子動向等を調査しています。
それは同盟国を含めて全てにおいて実施しています。
アメリカはロシア、中国のサイバー部隊の動向を知っている様子です、
度の様にして情報をえているかは書かれていません。
推測ですが、ロシア、中国はネットワーク網を管理出来ている様子です、
つまり国内の通信網への傍受、盗聴は常に行われており、インターネットを遮断することも可能であると思います。
このことは国内と海外との接続点を管理、制御出来る事であり、
ネットワーク出入口の接続点は少ないのではないかと思います。
逆にこの接続点がどこか分かればこの接続点を監視していればよいので、
ロシア、中国のサイバー部隊もサイバー攻撃を行うにはこの接続点を通過しているので容易に確認できます。
「選挙介入とフェイク・ニュース」でのSNS問題について書かれています、
情報が大量に流れている昨今では何が本当なのか問われています。
SNSで流れる情報により選挙に影響があることは投票する側がいかに情報に流されないか、
誰に投票するかは自分で深く考えないといけない時代であることが分かります。
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