【流夜】
この星に辿り着いて以来
星を数え続けた。
気まぐれな夜の光がまるで失った時のように思え
なぞるように毎夜数え続けた。
失うことの意味も知らず夜の星だけ抱くことは
悲しみなのか幸福なのかと
問う代わりに。
過ぎゆく時の瞬きは幻であると分かったのは幾つめの星だろう。
また一つ夜が流れる。

flake25『流夜』
この星に辿り着いて以来
星を数え続けた。
気まぐれな夜の光がまるで失った時のように思え
なぞるように毎夜数え続けた。
失うことの意味も知らず夜の星だけ抱くことは
悲しみなのか幸福なのかと
問う代わりに。
過ぎゆく時の瞬きは幻であると分かったのは幾つめの星だろう。
また一つ夜が流れる。

flake25『流夜』