DayDreamNote by星玉

創作ノート ショートストーリー 詩 幻想話 短歌 創作文など    

#30.港

2018年03月20日 | 星玉帳-Blue Letters-
【港】


港のそばの図書庫。


ここで待ち合わせたのだった。



待ち人は船から降りてくるはずだった。



船は何便も着岸したが、



待ち人はどの便からも降りてこなかった。




何年も何ヶ月も船を待った記憶がいつもあり、




ここは待ち合わせ場所という場所になった。





船が着いた。




本を閉じ船を迎えよう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。