【微音】
遠い星の風景を思うたび
音が鳴る
微かなその音をたぐり寄せては
彼方の星で過ごした景色を描く
描いては消し描いては消し
そして描ききれず
色はかすみ
溢れた情だけが残る
やがて
目の前に濃い霧がかかる
億万の霧粒は天に散り
色も情も跡形も無く
それは術なのだ
忘れる術なのだと
音は鳴る

drop7.『微音』
遠い星の風景を思うたび
音が鳴る
微かなその音をたぐり寄せては
彼方の星で過ごした景色を描く
描いては消し描いては消し
そして描ききれず
色はかすみ
溢れた情だけが残る
やがて
目の前に濃い霧がかかる
億万の霧粒は天に散り
色も情も跡形も無く
それは術なのだ
忘れる術なのだと
音は鳴る

drop7.『微音』