【残像】
ひとつまたひとつ
灯りのない夜を過ごすたび
残像を見る
像は旅の途中
文字にして紙に記し
トランクに詰めたというのに
鍵は三つかけたはずなのだ
が
何処を閉じても
「それ」はここに訪れる
ならばせめて灯りをと
小さく灯す
あなたとわたしが
思う彼方の夢に沈むまで
せめて

drop8.『残像』
ひとつまたひとつ
灯りのない夜を過ごすたび
残像を見る
像は旅の途中
文字にして紙に記し
トランクに詰めたというのに
鍵は三つかけたはずなのだ
が
何処を閉じても
「それ」はここに訪れる
ならばせめて灯りをと
小さく灯す
あなたとわたしが
思う彼方の夢に沈むまで
せめて

drop8.『残像』