【霞】
辺りを覆う静けさは
この白い霞とともに広がるのだろう
遥か向こうに滲む灯り
あれは誰かが持つ灯火なのだろうか
それとも世界の終わりの標なのだろうか
霞の川面で
思い出したように水鳥が跳ねる
向こう岸に置き忘れた記憶がまた流れて往く
drop68『霞』
辺りを覆う静けさは
この白い霞とともに広がるのだろう
遥か向こうに滲む灯り
あれは誰かが持つ灯火なのだろうか
それとも世界の終わりの標なのだろうか
霞の川面で
思い出したように水鳥が跳ねる
向こう岸に置き忘れた記憶がまた流れて往く
drop68『霞』