【儚歌】
鳴き声は雨に混じって聞こえてくる
小雨の夕は微かに
猛雨の夜は激しく
その声は人なのか人ではないのか
生死の哀切に漂い迷い
儚い子守歌のように繰り返され
鳴き歌を歌うことは容易いことだ
広がる雫のように胸に響くまま歌う
刹那
それは
雨音にいつもいつも
かき消されてしまうのだ
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drop33『儚歌』
鳴き声は雨に混じって聞こえてくる
小雨の夕は微かに
猛雨の夜は激しく
その声は人なのか人ではないのか
生死の哀切に漂い迷い
儚い子守歌のように繰り返され
鳴き歌を歌うことは容易いことだ
広がる雫のように胸に響くまま歌う
刹那
それは
雨音にいつもいつも
かき消されてしまうのだ
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drop33『儚歌』