【風夢】
風の舞う日
星の岬にある珈琲店のことを思う
あの日も強い風が吹いていた
居合わせた旅人は
甘い香りの珈琲を飲みながら
旅の思い出を語ってくれた
思い出は二度と相見えない夢にするのが美しいのですよ
と彼は言った
まるで切ないだけの私たちの時間を見送るように
夢は岬の風になり
香る
drop32『風夢』
風の舞う日
星の岬にある珈琲店のことを思う
あの日も強い風が吹いていた
居合わせた旅人は
甘い香りの珈琲を飲みながら
旅の思い出を語ってくれた
思い出は二度と相見えない夢にするのが美しいのですよ
と彼は言った
まるで切ないだけの私たちの時間を見送るように
夢は岬の風になり
香る
drop32『風夢』