背中を
何度も何度も
だいじょうぶ、だいじょうぶ、って
なでては、鳴いて、くれるんだ
山の途中でカナリアが
背中をなでてくれるんだ
人の肌よりの倍も倍も軽やかなその黄色い羽は
だいじょうぶの色なんだ
羽毛のように、
だいじょうぶが飛ぶんだ
根拠のある、だいじょうぶ?
根拠のない、だいじょうぶ?
もはや
どっちでもいいことだよ、と
だいじょうぶの呪文とともに
羽は祈りの文言になったんだよ
羽は、ただなでるんだ
時々、いいよもう、って
はらいのけてしまうのは
わたしにまだ羽がないからなんだよ
きっと
信じられるか、られないか、
もはや、答えは、ないんだよ
鳥の、羽ざわりと
黄色い、世界の、希みが
背中に触れれば
世界は答えを求めないんだよ
(画像提供は「写真AC」みーゆさんより。ありがとうございます)
何度も何度も
だいじょうぶ、だいじょうぶ、って
なでては、鳴いて、くれるんだ
山の途中でカナリアが
背中をなでてくれるんだ
人の肌よりの倍も倍も軽やかなその黄色い羽は
だいじょうぶの色なんだ
羽毛のように、
だいじょうぶが飛ぶんだ
根拠のある、だいじょうぶ?
根拠のない、だいじょうぶ?
もはや
どっちでもいいことだよ、と
だいじょうぶの呪文とともに
羽は祈りの文言になったんだよ
羽は、ただなでるんだ
時々、いいよもう、って
はらいのけてしまうのは
わたしにまだ羽がないからなんだよ
きっと
信じられるか、られないか、
もはや、答えは、ないんだよ
鳥の、羽ざわりと
黄色い、世界の、希みが
背中に触れれば
世界は答えを求めないんだよ
(画像提供は「写真AC」みーゆさんより。ありがとうございます)