DCCはスロー運転が得意でナローである猫屋線にピッタリですが,フルスロットルで新幹線並みに爆走するのも興ざめです
今回は実感的な運転のためにコントローラー(ESU製のECoS)とデコーダーの調整です
手順1.コントローラーのメーター調整(見かけ)
手順2.CV値変更でスピード調整(実態)
1.コントローラーのメーター調整(見かけ)
ESU製のECoSでは,スピードメーターの最高速のところに「126」とステップ値が書かれています。しかし,折角スピードメーター風なんだから最高速も各々の機関車に合わせて表示させたいと思うわけでして,そこで調整してみた次第です
上の写真ではDB101の最高速は50km/hです。おそらく10tタイプがモデルではと推測しております。仮に酒井重工業のC4であったとした場合,実車の最高速は25~30km/h(C4の各タイプによって異なる)になるのですが,模型の性質上,スケールスピードを超えて走ってもらわないといけない場面もありますので,50km/hを模型上の最高速としました。
「スパナマーク」をタッチ,「Edit loco(機関車編集)」をタップします。
編集画面が開いたら「Properties(プロパティ)」と書かれているタブをタップし,左列のメニューから「メーターの形をしたアイコン」をタップするとスピードメーターの設定画面が表示されるので,「Speed(スピード)」と書かれているところの左にある〇にチェックを入れると「km/h」を表示させることが出来るようになり,最後に「Max.speed」のスライダーで最高速度表示を変更できます
ただし,この設定は画面での見かけ上の最高速度であり,フルスロットルにすると新幹線並みに爆走しますので,次のステップに進みます。
2.CV値変更でスピード調整(実態)
【重要】初期値はメモして,元に戻せるようにしておいてください。慣れないうちは数値を徐々に変えて試してください(暴走注意)。
また,車輪及びレールを磨いて途中で交信途絶しないようにご注意ください。
調整するのは最高速度のCV5です。CV5の初期値は「255」になっていますので数値を減らしていって好みの速度感に調整しします。なお,LokSound5ではCV6の調整は無効です(そもそも変更できない)。
なお,車輌を緊急避難的にを速く移動させる場合を考慮して,実車速度に拘らず速く移動できるようにしておくと便利です。
上の写真は,当鉄道DB101のCV5の値です。動力装置はナローゲージ製「H パワー 9mm 小型パワトラ」を組込んであります。何度か走らせてみて,最終的にCV5の値が25に落ち着きました。
また,加減速に不満がある場合(例えば,いつまでたっても止まらなくて暴走気味の車輌に手を焼いている)は,CV3(加速度)とCV4(減速度)の数値を調整します(数字が小さい方が反応が速い)。こちらは機関車の動力装置の特性により大きく性格が異なる部分ですので,全く触らなくても良い場合(むしろこちらの方が多い)があります。
ナローらしくのんびりと
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