猫屋線ユキ1・DB101茶色塗装2両セットの中のDB101をDCCフルサウンド機に改造しました
外観で異なるのがエアタンクを備えていることとカプラーを交換したことぐらいです。
小さなエンジンルーム及び運転室という限られた空間にデコーダーとスピーカーをどうやって収めるかというのが最も苦心したところです。
DB102も発売されていますが,こちらは運転室が中央にありモーターに占拠されているためスピーカーの設置に無理があると判断し,DB101なら運転室が端に寄っていてスピーカーの収納に余裕があったのでこちらを選択しました。
Loksound5 microのサイズは,11mmx15mmで,厚さは公表されていませんが5mm程度あります。これにnext18アダプターが付くので更に3mm程度厚みが増すことになります。トミーテックから発売されている純正の動力化装置「TM-TR02 鉄コレ動力ユニット 2軸電動車用B」では,装置の高さが機関車のエンジンルーム一杯になってしまうようでデコーダーの収納は不可能と思われ購入そのものを諦めていました
ところが,ネットで探しているとナローゲージ製「H パワー 9mm 小型パワトラ」があり,さらに「NG-P115(鉄コレ動力用アダプター)」といった至れり尽くせりの製品が存在することが分かりました。同製品の紹介ページにはオリジナルの「はこてつ動力」ユニットと並べた写真が掲載されており,これならデコーダーが収まるのではないかと思い見切り発車となりました
デコーダーとスピーカーの大きさはこんな感じです。当初,エンジンルーム前方のラジエーターがあるところににスピーカーを押し込み,デコーダーを運転室内に収納することを考えていましたが,現物合わせの結果,デコーダーからの配線に無理が生じることと,スピーカーとモーターが収まりきらないことが分かり,この配置になりました。黄色のテープは絶縁用のカプトンテープです。
なお,ヘッドライト(前・後)をLEDで点灯させていますので,照明用にCRD(定電流ダイオード)を組み込んであります。製品でしたらチップ抵抗器を使うところでしょうが,個人の趣味なのでご容赦ください
スピーカーの幅はエンジンルームギリギリで収めることが出来ますが,長さがモーターと当たるため縦に配置することとしました。その結果,運転室内で蓋をしている部分は全部取り去りしました
デコーダーをエンジンルームに収納する場合,骨格の一部と当たるため,その部分を取り去ってあります
ヘッドライトはレンズ部分をピンバイスで突き抜けないように慎重にくり抜き,光漏れ防止のためシルバーで塗装後,配線済みの0402(電球色)チップLEDを組み込んであります。レンズは(拡大するとお見苦しくてすみませんが),固まっても濁らないセメダインの接着剤「ハイグレード模型用」を表面張力を利用して真ん中を盛り上げるように固めてあります。
いかに滑かな走行が売りの「H パワー 9mm 小型パワトラ」であっても,重量不足からくる集電不良には適いません。そこで錘として(タングステンは高価過ぎるのでもったいないし,鉛はワンコが誤飲すると可愛そうなので)ステンレスの1.0mmベアリングボールをコニシ ボンド「デコプリンセス ラインストーン用」で混ぜ合わせて隙間に充填しました。さらにペアーハンズ製「NP-078 小型車両用 エアータンク」を装着し,ディテールアップと軸重アップ(ほんの僅かですが)をしてあります。
なお,「H パワー 9mm 小型パワトラ」にはフライホールがなくラビットスタートとなってしまいましたのでCV55(パラメータI)の数値を「10」に変更しました(走行そのものは滑らかです)。
連結器は当鉄道仕様のIORI工房製の「アサガオ型連結器 鉄コレナロー用 角形・長」に交換しました。連結リングを抜き差ししにくいのが難点ですが,実感的なことと鉄コレのカプラーの差し込み部分と形状が同じで交換が容易なのでオススメです
もちろんフルサウンドです。サウンドデータは「V15 / BR101DR」を利用しました
にゃんこボイスもあるにゃ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます