トミーテックから発売されている猫屋線シリーズはお気軽改造に向いています。そこでDCC仕様に仕立ててみました
上の写真では停車中にもかかわらず,ヘッドライトと室内灯が点灯しています。まさにDCCならではの演出です
室内灯を組み込んだ場合,ボディーから光が漏れてしまいますので,一旦黒く塗りつぶし,外から見える部分は,薄緑(適当に混ぜた自家調色)でペイントしました
上の写真は実装後のものです。黄緑色の〇で囲んだ部分がLokSound 5 micro(デコーダー)のnext18アダプターの部分ですが,少し手を加えてあります。ちなみに配線の右隣のブラックボックスはスピーカーです。
国内で販売されているLokSound 5 microは,6ピンか8ピンのものが多いのですが,それらのピンプラグとnext18アダプター間をフラットケーブルで繋いでいる構造になっています。猫屋線の車両にフラットケーブルを押し込むと車内を占拠して室内灯の妨げになるのでカットします
この時点で,保証対象から外れますのでご注意ください。
上の写真のように配線しました。配線で気を付ける点は4つあります。
1.next18アダプターをデコーダー本体から外す
指で引き抜くと簡単に外れます。半田付けの作業は必ず外した状態で行ってください。
2.出力の+回線は青色の1本のみ
出力の+回線は青色の1本のみです(通常の電気回路の感覚だとアースと思ってしまうので,最初は戸惑います)。白色,黄色,緑色の配線は全て-回線です。+-を間違えるとLEDが破損する可能性がありますのでご注意ください。ちなみにスピーカーは+-を気にしなくて良いです。
3.抵抗器が必要
照明には4.7Ωから2.2kΩの抵抗器またはCRD(定電流ダイオード)が必要です。この場合,抵抗値に迷ったら2.2kΩの抵抗器を用意する方が無難です。
4.絶縁する
next18アダプターの周りおよびモーターと車輪の接点を絶縁テープで保護します(私はカプトンテープを使い,配線も含めて熱収縮チューブで全体を覆っています)。
ヘッドライトと進行方向が合わない場合は,モーターへの配線か車輪からの配線のどちらかを入れ替えて修正します(この配線やり直し作業は割と多いです)
最後に運転手を乗車させて運用開始です
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