「旬の京素材で彩る創作フレンチ」
「京都らしさあふれるフレンチ」
行きの車の中では鼻高々で本日のランチ計画を自慢していました。
実は前日、幕張の「ホテル ザ・マンハッタン」のブッフェの予約が満員で、
じゃあと言うことで探し当てた高層ホテル49階のフランス料理のブッフェ。
予約をすると感じのよい男性の応対で期待に胸を弾ませました。
到着しその眺望の良さにますます期待が膨らみました。
案内していただいた女性も感じよくまたポイントは上がる。
さて、夫と共に料理を取りに。
ビーフシチューというか牛テールの煮込みというか
メインの料理がなくなっていて
次に来るのを楽しみにしていたら
やって来ました。
一番に取りに行って
やっぱりフランス料理だから見栄え良く大きなお皿に
ちょこっと取ってなどと考え、カッコよく盛り付けました。
夫は結構お皿いっぱい取ってきてくれました。
わたしはスープも入れて
さあ、リッチなランチの始まりです。
まずはスープを。
あっぬるい
でも魚介の味でまあまあか。
次はメインの牛のテール煮込み。
「これは出来立ての熱々よ」と口に運んであぜん。
冷たい
「今運んできたばかりなのになんで」
ぬるいとかいう問題じゃなく冷え冷え。
シンジラレナイ。
今作りたてのはずがどうやったらこんな風になるの
夫が取ってきたホワイトソース煮込みも冷めている。
唯一マリネは冷たいから許せた。
「ここは冷たいのは得意みたいね」
とイヤミの一つも言う。
第二弾も期待をせず行った。
山盛りあった揚げ物、と言うことは運ばれたばかりのはず。
またもや中が冷たい。
全てが冷たいだけでなく、味も全然ピンとこない。
おいしくない。
ショックを隠しきれない。
夜飲みには行っても二人でホテルランチなんて初めてかも、
二人で5千円以上もするのに・・・それなのに・・・・
それでも彼はおいしいと言ってくれてはいたが
「2度目来ないね」と真実の感想を。
ケーキもこれがホテルのケーキなのという有様。
最後にちょっと気を取り直したのは
「わらびもち」が意外においしかったことかな。
ここで少しばかり気分を盛り立ててレストランを後にしたのです。
こんなにがっかりさせられ、ホテルの名前もレストランの名前も
全部載せようと帰ってきましたが、営業妨害はやめておきましょう。
ヒントは幕張にある昨年名前の変わった高層ホテルです。
一番のがっかりは
売りにしている旬の京都の素材がどこにあったのってこと。
金時人参とか期待してたのに洋人参しかなかったし・・・
まるで特徴を感じられないただのブッフェでした。
60名様限定!大好評!なんて書いているから
期待をして来る人も多いと思うのに
そんな人たちにこんな料理を出している。
接客などは感じが良かっただけに残念です。
残念な休日にならなかったのは、
食後、
燦燦と陽のふりそそぐ窓辺のひと時を楽しめたから。
後日談
このお店はもう閉店しました。