きのう母から足取りの聞き込みをしているとき、夫がキレた。
遠くから夫が「言い方」また少しして「言い方」と何度も言うので、
「今話せなくなったから後でまたかけるね」理由を聞かれたので「〇〇ちゃん(夫のこと)が色々言うからまたかける」などと言って切った。
そしたら夫がキレた。
「言ったよねばかり言ったってお母さんは言ったのを忘れてるから、言ったよねなんて言ってもしょうがない」
私はそんな風に言ってるとは思っていないが、まあハナシの要領を得ないとだんだん口調がきつくなっているかもしれない。
そんな時に「ちょっと言葉がきつくなってきてますよ~」とでも言ってくれればあっそうかと聞く耳も持つのだけど、
「言い方」と責めるように言われたら何も聞く気になれない。
そのあとは長い話が続いて私は早く終わることを願うばかり。
終わったかと思って目についたキッチンのことをしたら、「話してる途中で何してるの」とまたまた火に油を注いでしまった。
「終わったと思って勘違いした」などと言っても、それから嫌な時間が続いた。
私は「気を付けます」「改善します」を繰り返し、終わってくれるのを待っていた。
夫のこのような話をお説教とか小言とか以前からよく書いていたが、ある方のブログの中でこれだってのを見つけた。
詰問調の声
そうか、詰問というのか。
まさに夫がキレたときというかちょっと気に入らないときとかいつもこういう口調だ。
それを聞くとああまただ、いやだいやだと何も耳に入らない。
「なんで〇〇〇」という言い方もよくしていて、そのたびに理由を考えて答えると余計にまた怒り出した。
「なんで?」というのが理由を聞いているのじゃないと分かったのはここ数年のこと。それまでずっと知らなかった。いや知っていたのかもしれないが、夫がその言葉を発すると必ず理由を探していた。
本当はこういう時には謝ればいいと数年前に知った。長く生きているのにホント知恵がない。
「なんで?」という聞き方をしていないだろうか? 「なんでこんなにバグが多いの?」「なんでお客さんにメールを送ったの?」というように。
「なんで」は英語で「WHY」のこと。理由を尋ねる際に用いられる。しかし、上記の場合は意味が違う。言外の言葉を含めると「なんでそのようなミスをしたの? わたしには考えられないよ」となる。つまり、理由を尋ねるというよりも、失敗をなじっているという意味が近いだろう。このように相手を責めるような質問を「詰問(*1)」という。
このような詰問調の「なんで?」は相手を萎縮させてしまう。理由を問われると同時に謝罪を求めているようにも受けとれるからだ。もし相手を窮地に追い込みたいのであれば、この詰問調の「なんで?」は効果的な言葉だ。
【詰問】相手を責めて厳しく問いただすこと(出典:デジタル大辞泉)
以上 ITエンジニアのための開発現場で役立つ心理学 より
まあそんな風にいろいろ責め立てられたが、
夫が「物忘れをして一番困っているのはお母さんだということをもっと考えて」というのはまあわかるので、そこは気を付けて今よりももっと話し方には注意しようと思う。
夫のことを詰問調と言っていたが、ひょっとしたら私が母にそんな風に言っているのかもしてれない。