母ちゃんにとって
怒りをコントロールする事より
悲しみをコントロールする事は
非常に難しい。
悲しみ。
いくら脳では解っていても
心が納得しない。
悲しいものは悲しい。
昨日は
母ちゃんの家で飼っていた
小動物が虹の橋へ渡った。
仕事から帰ってきた時は
既に旅立っていた。
死後硬直が始まって硬くなった
身体はまだ温かかった。
もう少し早く帰っていたら
看取れていたかも知れない。
そう思うとやはりこらえられなかった。
しかし娘が帰って来る前に
少しでもダメージが減るようにと
ぎっくり腰もまだ本調子でないのに
無心で
小屋を洗い全てを片付けて
急いで手向ける供養の花を買いに行き
火葬するための準備だけを済ませ
帰りを待った。
帰ってくるなり
玄関に行き
驚かないでね・・と言いながら
報告し
娘に最後のお別れをしてもらった。
最後迄頑張ったねって言ってやるんだよ。
たくさん食べるんだよ。
母ちゃんは我慢してその場を乗り切った。
しかし
夜布団に入ると
堪えていたものが一気に溢れ出す。
辛かったろう・・
ここ数日は食べる事さえも拒否していた。
母ちゃんが一口でもと
口元に持っていくが
それさえも拒否し
手であっちいけと反応。
そして母ちゃんにおしりを向け
腹いせのしっこをした。
それが最後の反抗だった。
悲しい時は
思いっきり悲しみを味わうといい。
母ちゃんはそう思う。
なぜなら
無理に、感情に蓋をして
誤魔化そうとすると
過去の悲しかった事等
無意識のうちに
負の感情に覆われ
解消されてない悲しかった感情に
包まれてしまう。
しかし
悲しみに浸りつくすと、
今回のその事だけに
悲しみを感じるだけで済むので
過去の感情には触れないでいいのだ。
だから、はやく復活できると思う。
いつまでも悲しみにくれては
いけないけれど
その事実を受け止め
自分の心の中で消化していければ
いずれ気持ちは落ち着くだろう。
死とは
幾ら動物だろうと
簡単に割り切れるものではない。
でも今迄たくさんの癒しをくれた
○○○には感謝している。
ゆっくりおやすみ。