日本グルーヴチューン振興会

UNCHAIN『Eat The Moon』

また間が空いてしまいました・・・・・・
なかなか更新できず、定期的に覗いてくださる方々には申し訳なく思っております、ハイ




さて、本日は約10か月ぶりにアルバムリリースされたコチラ




UNCHAIN
『Eat The Moon』
2012/4/25リリース
Cloud Cuckoo Land
YZSM-20004
Eatthemoon
前作のレヴューで、新しいUNCHAINを提示しているがフックが少し弱く感じる・・という意味合いの事を書きました。



今回のアルバムリリースに合わせてなされたインタヴューを読んでみて思ったのは、やはり前作は実験的に振り切り過ぎたがゆえのテイストであったのかというコト。
今回は、その振り切った針を少し戻して、いい感じでバランスを取っています。



何よりも聴いて驚いたのは、そのメロディの良さ
キャッチーでポップネスを湛え、強いフックを感じさせる。
全曲英語で作ってた頃のスタイリッシュでクールな感じが、日本語詞を導入する過程で段々と違和感(日本語に合うポップなメロディを模索している感じがしたり)に変わっていったりもしたのだが、今作ではその違和感も影を潜め、メロディと言葉がガッチリと噛み合った感じが素晴らしいです。



この辺りの塩梅加減というのは、今作リリース前に配信でやってた洋邦名曲カヴァーシリーズが、いい助走になってるのかもなぁ。
先達のポップネスを吸収するスキルは元々高い人たちだし。



楽曲のクオリティが何段もステップアップすることで、演奏の切れやグルーヴがより強く響いてくるし、谷川くんのヴォーカルも表情が豊かになってる気がする。
ヒックスヴィルの真城めぐみさんや、ズクナシの衣美さんといったコーラスが厚みを持たせ、鍵盤やパーカッションのゲスト(渡辺シュンスケや、スカパラの大森はじめ氏など)も多彩で、アルバム全体の広がりを感じさせる。
次は、是非ホーンセクションとの全面対決を期待(笑)



さて、個人的レコメンドは「愛の未来-I Saw The Light-」のメロディ。
もちろん軽やかなギターグルーヴも、控えめに彩りを添える鍵盤も、シャープなリズムセクションも、谷川くんのソウルフルなヴォーカルも好きだけど、この曲のメロディは最高に気持ちイイです。
特に、こんなにAメロからポップネスが弾けてる曲は久しぶりに聴いた様に思います。
しかも、サビからアウトロまでダレることなくフックが効いてる。
決してBPMが速い曲じゃないけど、実にグルーヴィで腰をスウェイさせる。



ファクターを詰め込み過ぎてた感じが抜けて、引き算で曲が仕上げられる様になった気がします。スキマでグルーヴさせられる空気を感じます。


とりあえず、今年のベストアルバム候補になりそうです

 


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