先日久しぶりに博多座へゆきました。
今回は平成の温泉 女将 繁盛記！
「女将の花道」これは博多座公演のために書き下ろされた新作で、
九州にちなみ、九州の山奥の村の温泉旅館が舞台になっています。
（写真は公演プログラムより
クリックで写真が変わり、ダブルクリックで元の写真になります）
<
浜 木綿子主演 相手役は左とん平
大阪でバーを経営していた浅野真知子（浜）が
九州の山奥の郷里での恩師の受勲祝いの同窓会に出席したところ、村は過疎化が進み、同窓生が泊まった旅館も借金で経営者が夜逃げ。
そこで真知子が皆に推されて女将になり、故郷の再建に向かって乗り出すオハナシ・・・・
浜木綿子と左とん平の掛け合いは楽しく、客席は笑いに包まれていました。でもその中に、ダム建設中止にともなう開発が中止になって苦しむ人
借金とりに喘ぎ自殺願望の老夫婦、競争社会に疲れ脱サラの元エリートなど
登場して現実社会の厳しさをちらつかせながらも
人々が励ましあって助け合い、舞台全体は温かい人情味にあふれ
見終わった後も心が温かくなったのは脚本・演出
そして浜木綿子・左とん平・加藤茶・その他の共演者の演技力によるものでしょう。「女将の花道」では、舞台上に九州各地にある実際の宿のホンモノの女将が登場して
自分の旅館を紹介する時間があり、私が見に行った日は「湧水 千石の郷」の若女将が壇上でしたが戸惑っているのも初々しく好感がもてました。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
ただ、博多座ではいつも最初の休憩時間が食事時間になっていて
それも楽しみの一つだけど30分くらいなのでちょっとツライ。
食事の時温かいお茶が欲しいのと、席にすぐ座れるように
レストラン「花幸」を博多座に着くとまず予約。
以前おいしそうな料理を頼んだら、品数が多く時間内で食べられなかったので、速く食べるために量の少ない（大概安い）料理を注文しておきます。休憩時間になると、人ごみの通路を並びながらレストランへ行くけど、
いつも食べ終わらないうちに、「あと10分で開演です。お早めにお席へお戻り下さい」の放送。あとは必死で流し込み、走って洗面所へ行く間に開演のベル！！
私の食べ方遅いのでしょうか？皆さんどんなにしているのでしょう？
食事時間を含めた休憩時間３０分は短すぎると思います。ゴルフでの昼食＆休憩時間は、４０分から６０分が当たり前です。せめて食事だけでも、ゆっくりしたいものです。客の立場を無視してるように思いますので、博多座へ昼食＆休憩時間の延長を申し入れしたら如何でしょうか？！
博多座も客があって、公演が成り立つのですから、客からの申し入れは当然だと思います。
博多座は1999年の６月に開場した劇場でもう10年以上経ち、おかげで、それまであまり見る機会の無かった歌舞伎やお芝居も九州にいながら見る事が出来るようになってとても嬉しいです。
１～３階の高低差は全国一で宙乗りの高さと飛距離も全国一とか。
おまけにパソコンからチケットが簡単に買えるようになって、パソコンを習っててよかったナと思うこの頃です。
隠れフワンですみません。何時もブログ読ませていただいています。一昨日、２月歌舞伎夜の部を観て帰ってまいりましたら、グッドタイミングで同じ思いのプログを拝見しました。休憩時間30分は何処の劇場も同じなんですね。おっしゃる通り、観劇は幕間のお弁当も楽しみの一つです。東銀座歌舞伎座も4月でリニューアルのため解体されます。残り日数を示すカウントは88でした。新しい歌舞伎座に期待することはトイレ数を多くすること、座席をもう少し広くすること、出来ればお弁当時間の配分も、、です。欲張りでしょうか
博多座の場合は女性トイレの数は男性用の3倍、72ブースもあるそうで、混雑時は女性職員がトイレの奥に立ち、中で交通整理！！
「向こうがあきました！」「次の方こちらへどうぞ！」って感じ。
助かるし、おかげで人数の割りには待ち時間が少ない気がします。
東銀座の歌舞伎座へたびたび行かれるなんて羨ましい限り・・。火災や戦災に遭いながらも名実ともに日本の代表的な劇場ですもの。
今は「さよなら公演」で、きっと選りすぐりの演目を見る事が出来るのでしょう。
Marieさんのご希望に沿った 形で歌舞伎座のリニューアルが出来るといいですね。
福岡も博多座が出来て少しだけ演劇？に触れる事が出来るようになりました。
地方と大都会との差は「文化」の量だと思っています。