だれも気にならないのか

新幹線の台車断裂事件の続報はないのだろうか。

JR西日本内部でコミュニケーション不全が起こりました。JR東海との引継ぎもおかしなものでした。定時運行が優先されたのかもしれません。福知山線脱線事故の教訓が生きていませんね。・・・それでおしまいですかい？

ふつうは、神戸不正鋼（←2017年12月31日毎日新聞「余録」欄）あたりの、検査データでっち上げ問題との関係が気になるでしょうよ。

「いや、あれは企業倫理的にはあれですが、安全面では問題ない、と既に報じられておりまして。したがって、それはそれ、これはこれ、ということで。」「新幹線スゴイデスネ、ニッポンスゴイデスネって世界が言ってますし。」・・・ほんとか。

情報が統制下にあって国民に届かないのかもしれない。「いや、我が国は近隣の社会主義国とはちがいますから」って？ほんとか？たとえば新聞やテレビで天皇様が話題の中心になるときのあの不自然さは、どんな独裁国家の報道とも肩を並べそうだが。

「いえ、ほんとうに当局の検閲みたいなものありませんから。」・・・これはほんとうかもしれない。かつてのソ連でも、「検閲」の実態はほとんどが「自主規制」だったそうな（←沼野充義によるハヤカワ文庫『ソラリス』の解説より）。この件、大々的に自主規制がはたらいているのかもしれん。

「ま、いたずらに不安をあおるのもなんですし。」「視聴率も取れそうにないですし。」「北の三代目の方が視聴率取れますし。」