本ブログで「人気記事」欄に表示される顔ぶれは比較的限られた範囲ですが、ここ数年だと探偵小説の決めぜりふ:君には武器を取る権利がある(2017/07/21)がかなり不動のトップ3メンバーです。まあテーマが推理小説ファン以外も興味を持ちそうなものなので妥当な気はします。でも人は見かけによらぬもの:ウォルテニア戦記短感(2024/01/03)が投稿後すぐにトップ3にまで入ってきているのは意外です。この . . . 本文を読む
魔界と言っても悪魔や魔王の支配する世界とか地獄とかいう意味ではなくて、魔法というものが存在する自然界くらいの意味です。要はSFではないファンタジーの世界の異生物なんですが、普通に良く出てくる伝説上の生物からは外れた生物の話です。
SFであれば想像の限りを尽くした異生物が色々と描かれ、彼らが主人公と言えるような作品も多々ありますが、ファンタジーとなると伝説上の生物からは外れた作者の創造生物とい . . . 本文を読む
前回の続きです。
ロメリアの能力である"恩寵"という"奇跡"について再掲します[1巻1章]。
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ただ王子が旅立つと知ったその夜。王子のために教会でお祈りをしていた時、天から荘厳な声とともに一つの奇跡を与えられたのだ。
奇跡の名は『恩寵』。その効果は周囲にいる私の仲間に幸運と好調をもたらし、逆に敵対する者には不運と不調をもたらす。
自分 . . . 本文を読む
なろう系小説では悪役として魔族や、魔族を率いるとされる魔王というのがよく登場します。魔族というのは、典型的にはヒト以外の妖怪変化の一族だったり、悪魔の集団だったりしますが、単に「魔族」と呼ばれているだけで普通の知的生命種族である作品も多いです。
例えば次の作品での魔族は、魔力が強くなっただけの人族、いわばSF定番の差別される超能力者一族と同様の存在です。
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レベ . . . 本文を読む
26巻が出ました。うーむ、やはり解説が長い! これまでは地の文、つまりは作者の言葉として色々と「世の中のことわり?」の解説がありましたが、今回は主人公の亮真自らが解説しています。いや以前もあったかな? でもさすがにリオネ姉御のこんな内照なんて初めてのような気がしますが。
はっきり言って、少々、いや大分、くどい。小説を読むのにあまりみみっちいことは言いたくはありませんが、同じ価格で内容を薄められ . . . 本文を読む