ブルーノ・ラトゥール(Bruno Latour)『科学が作られているとき』という本を読んでみました。実験室(研究室か?)において科学理論が作られているまさにその時の様子を人類学的手法で観察し、その原理を明らかにしたらしいとか、その理論付けがゆきすぎて、科学的知識そのものまで「社会的に構成されたもののみである」と言い切って、トンデモな方向に行ってるらしい、とかそれは誤解だとか色々噂を聞いていました。事実は果たして・・・。 . . . 本文を読む
カトリーヌ・アルレー『わらの女』の犯罪計画には、犯人が遺産を手に入れられなくなるはずだ、という欠陥がありました。ところが実はこのケースでは、法律の盲点ゆえに遺産はちゃんと犯人の手に入るという指摘が出てきたのです。しかし・・・。
もう【ネタバレ無視】。ネタバレしたからといって持ち味が薄れるという作品じゃあない。
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カトリーヌ・アルレー『わらの女』のあらすじと、その犯罪計画の巧妙さと、それと裏腹な子供でもわかりそうな難点について述べます。この難点はアルレー自身もすぐに気づいたか、誰かに指摘されて知ったという証拠がありました。
今回は【ネタバレ満載】です。
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