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当店では動作確認のためだけではなく、各パーツの馴染みを出して再調整するためにかなり本格的に乗り込んでから納車しています。
作業台上だけでもバイクを組むことは可能ですし、ちょっとそこら辺を乗って動作確認すれば問題箇所は見つけられることは見つけられるんですが、あくまでも負荷をかけずに確認するので納車後にオーナーが負荷をかけた時に違う一面が出てきて問題となることがあるので、通販の売り上げ比率がかなり上がってきてしまった当店としては、そういうわけにはいかないので初期の馴染みまでは出しておかないといけません。遠方のお客様に対して日常的なアフターサービスを提供できないのが通販の弱点です。最低限一ヶ月点検時までに起こる現象は納車時に潰しておきたいのです。
近場を試し乗りして問題なしとなれば、1時間程度乗りに行きます。
大抵20kmくらい乗るので、ありとあらゆる状況に遭遇し、その時の動きを見られるので動作の確認だけでなくバイクの動きの面でも修正を加えてあります。
最初の20kmくらいは非常に大事でどんどんコンディションが変わって行くので、走りながら調整してベストな状況に持って行きます。
後半はバイクの限界近くまで攻めてみています。当然どんなバイクでもジャンプもしています。
でもバイクに負担をかけているわけではありません。
逆に負担がかからないようにジャンプしてギャップをクリアーしたりしてる感じです。
うちから出荷されるバイクはこの走行のおかげで、じぶん好みに仕立てなおされています。
戻ってきて再度全箇所チェックして必要であれば再調整しています。