仙台のMTBショップDimensionの日記

26インチの功罪


今日はMASHで26インチバイクで走りました。
先週はファットバイクでしたのである意味同じ26インチではありますが、全く違う乗り物です。
26インチで山を走ることそのものが2012シーズン以来のことなので、からだが完全にビッグホイールに馴染んでおりなまっていました。

フォークが2013モデルのX-FUSION VELVET、タイヤは新品のレース用タイヤであったため、バイクの性能そのものはもうバッチリでした。
X-FUSIONは見た目は変わらずとも毎年内部をどんどん煮詰めてきていて、以前のように動きすぎたりすることもなく、必要な仕事はしっかりするようになりました。同時にストロークの質が上がったことによって、以前よりストロークが余るようになりました。140mmストロークのうち110mmしか使いませんでしたので、次はもうちょっとエアーを減らしてサグを深くとるつもりです。
タイヤもフロントに太いのを履くようにしています。26インチの頼りなさをちょっとでも補うためです。これははっきりと効果がありますので、2.1あたりをはいている方はワンサイズ太いのに交換すると下りの安定性が大幅に向上して走りやすくなります。
もちろん26インチしか乗ったことが無ければそんな必要ないです。ビッグホイールに慣れてしまった人向けの調整ですね。

で、26インチですが、MASHの登りは問題ありません。さほどグリップを要求するようなコースではありませんし、登り斜面はスムーズなのでホイールサイズによる差異はあまりないですね。
それよりもホイールそのものが軽いことによるメリットの方が多かったです。
インナーロー(実際は使いませんでしたが)のようなギア比になると、ひと漕ぎひと漕ぎで、タイヤをゼロから加速させる感じになりますから、その時にホイールが軽いと漕ぎが凄く軽くなります。
26インチはそういう場合は非常に楽に走ります。
そういう勾配ではタイヤのグリップが重要になるので、実際はグリップとホイールの軽さで相殺されてしまいそうですが、26インチ有利な条件です。

下りは26インチ実際は常に滑って走ることになります。
特にフロントのグリップコントロールは繊細です。
疲れてきて雑になると危険なほどです。
バイクの走って生きたい向きと5度前輪の向きが狂うだけで、フロントが滑っていく感じになりますね。
ビッグホイールはホイールの向きに走りますが、26インチはバイクのベクトルの方向に走ります。前輪はそれにあわせてやらないと滑ります。

なので、下りを楽しく速く走るのは、パフついたMASHの下りではなかなか難しいものがあります。

ファットバイクでは3周で嫌になったのが、26インチは5周走っても全然オーケーだったので、ホイールの軽さはかなり重要ですね。
ビッグホイールはホイールを重点的に軽くすることが必要ですね。
それが出来れば大きなグリップと安定性が活かせると思います。

26インチ、既に持ってる方は維持し続けた方が良いですね。
あのヒラヒラと軽い感じは失うには惜し過ぎます。
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