仙台のMTBショップDimensionの日記

サスペンションのオーバーホールをしない人のことが理解できません。


例えばブレーキや変速ならば効かなくなるまたは変速しなくなる等誰でも分かる問題が現れるので整備が必要だって気付きますが、サスペンションは分かるレベルの問題が出た時はもう直せない時が多いのです。
10万位上するものもざらであるパーツなのに壊れるまで整備せずに使い続ける。何でそうするのか全く分かりません。
サスペンションは毎週末乗る程度の頻度で山を走っても2年以上オーバーホールしないのは非常に危険です。
特に雨でも乗るという人ならば一年に一度オーバーホールしなくてはいけません。
痛みが進むのはダストワイパーが最初です。
自転車のサスペンションはシールの耐久性を意図的に低くして、その代わり摩擦抵抗をギリギリまで少なくしてあります。重量が軽い乗り物であるため摩擦が大きな問題になるからです。
そのためにオーバーホールが頻繁に必要になっています。
さらにスプリングは高圧の空気を密閉したエアスプリングです。
風船を思い起こしていただければ良いかと思いますが、空気は漏れます。
さらにその空気をとどめているのはゴムのシールとグリースです。
長持ちするわけありません。
オイルダンパーだって最近は仕事量に対してギリギリの容量しか持たされてないので痛むのが早いです。
ノーメンテで機能するわけないんですよ。
それなのにセッティングとか言ってるのは滑稽ですらあります。
すでに2年以上オーバーホールせずに使っている方はすぐにオーバーホールしてください。
当店では例え海外通販で購入したものでも作業を受け付けております。
快適なサスペンションで走りましょう。タイヤの接地圧が安定して目線がぶれなくなりますよ。
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