仙台のMTBショップDimensionの日記

SALSA MUKLUKシリーズがプレスフィットになったわけ

SALSA MUKLUKが2016モデルで大変更したわけですが、その中でBBを評判の宜しくないプレスフィットタイプに変更したそのわけを説明したいと思います。
まずいままでのねじ切りタイプのBBも最近はベアリングをシェルの外に出すタイプが主流となりました。
その為にベアリングのアクスル支持ポイントはプレスフィットにであろうと変化しないので色々な人が言っているベアリングが大径になるとか、支持点が変わるなどと言うメリットはございません。
では、何ゆえプレスフィットにしたのかと言いますと、それはリアセンターを短くするためそれ一点です。

見ていただくとお分かりのとおり、2016モデル(黄)のチェーンステイがBBと溶接されている位置が、2015モデル(白)よりも大分広いんですよ。
その為にタイヤクリアランスをより短い距離でクリアーすることが出来ています。
それでチェーンステイを短くしているんですね。

BBのベアリング支持点が同じであればベアリングをBBシェル内に内蔵することが出来ればその分シェルを長く出来るわけです。
実測で20mm長いプレスフィットならば、よりタイヤクリアランスを簡単に稼げるのでチェーンステイを短くすることが出来ます。

これをいち早くやったのが実は北海道の草原君です。かれのLibido bikeのタナトスはBBシェル幅を広げチェーンステイを幅広く取り付けています。
彼は超理論派で本当に頭が良いですね。

SALSAもイメージはアドベンチャーですが、性能のためには全く妥協なく前進しているブランドなので、非常に良いですね。
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