ドイツの自動車メーカーダイムラーのメルセデス cクラスセダンがモデルチャンジしました。
当然色々な自動車評論家の方々が評価されていますが、ちょっとこれは違うんじゃないということが有りました。
今度のCクラスのサスペンションはオプションでエアサスにすることが出来ます。
このサスペンションがクラスを超えた乗り心地を提供してくれるそうです。素晴らしいですね。壊れたら100万くらい修理費かかるでしょうが。
で、評論家の方々がこのエアサスを褒めちぎっている一方、通常のエアーではない方のサスペンションは乗り心地が良くないのではないか(試乗車は大抵オプションてんこ盛りなのでエアー仕様しか無かった様)と予想している記事です。
エアサスのエアってなんでしょうか。これはスプリングがエアーだよって事ですね。通常モデルはこれがスチールのコイルスプリングです。
自動車でスプリングをエアーにするメリットは自転車とは違って軽量化では有りません。走行中にエアースプリング室にエアーを出し入れして車高を変えることが出来るということが一つ、エアースプリングの特性である、反発の弱さというか反応の鈍さですね。
金属バネはそれそのものに力を溜めることができないので、入力したら直ちに反発してきますが、エアーは一瞬のタメが有ります。この特性が高級感を生むのだと思いますね。
で、肝心の乗り心地ですが、エアーとは違い金属バネにすることで確かにそのたおやかさや大らかな特性を同等にするのは大変でしょうが、ダンパー構造が同等ならば同じくフラットな乗り心地をえることが出来ると思います。
特にメルセデスのコイルスプリングの車でも恐ろしく乗り心地が良いものは多いです。
と、言うか実際はコイルタイプでも、想定外のでかいホイールにしなければ乗り心地はかなりいいはずです。
メルセデスのエアマチックサスペンションは根本的にダンパーがコンピューターによる走行中に自動で変化する可変タイプであるということが乗り心地のキモになっています。
路面状況やかかるGによってダンパー減衰力をアジャストさせているんですね。
乗り心地の違いの大部分はスプリングが金属か空気かではなく、ダンパーの機能の違いです。
ここは普通の人は必ず勘違いするので、自動車評論家の方々は正しく言っていただきたいです。
結構自転車でも同様の勘違いをした方々にそういうことを聞かれますので、これはもう自動車評論家のせいだと思っております。
自転車のダンパーは最近のものは走行中にライダーが減衰特性を選択できるようになってますので、この機能を使いこなすことにより、どんな状況にでもアジャストさせて性能を引き出す助けとすることが出来ます。
是非使いこなしてください。
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