
大メーカーの完成車に多い形式である、ユーロBBでクロモリ3ピースクランクを使っているバイク、結局すぐにBBのベアリングが粉々になるんですよね。
理由はあの細いユーロBBのシェル内にベアリングを無理やり納めているため、とても小さな玉になってしまうからですね。それでストリートやダートジャンプの荷重に耐えるなんてどう考えても無理ですね。

そこで登場するのが、プロファイルのアウトボードBBです。
はっきり言ってシマノのホローテックⅡのBBのパクリで、そもそもTonicが考え付いた方法のパクリなので、2重のパクリってことになりますが、現実とても良いものなので文句は言えません。
ベアリングをシェルの外に出すことで、外径の制約をなくし、十分な玉の大きさを確保できる寸法です。さらにベアリングの間の距離も稼げますから、クランクシャフトのねじれに対する剛性もアップできます。それも全てシマノと同じ特徴なので別に驚くことではありませんが。

で、ベアリングの大きさの違いですね。
内径はどちらも19mmですので、外径の違いに注目です。
元々付いていたものは、ボールがゴマみたいな大きさなもんですぐに粉々になっちゃうんですね。いくら片側2個入っていても無駄ってもんです。どうにかしたかったらニードルローラーにするべきだと思いますよ。

インストールしました。
見た目も大幅にランクアップ、これでもうベアリングが壊れることはありませんし、ペダルを踏んだ感じもしっかりして高級感もましました。
部品は7000円ちょっと、それで完成車の弱点を潰せるんですからとても安いと思います。お勧めのチューンアップです。