仙台のMTBショップDimensionの日記

直に気付けばよかった

 MARZOCCHIのフォークのシールを交換してもオイル漏れが止まらないトラブルがあり、フォークを預かっているのですが、とりあえずどのように漏れるのか確認する為に私のバイクに取り付けて乗りながら確認していました。
 普通に乗るくらいでは何も漏れてこないのですが、かなりジャンプしまくると確かにインナーチューブにオイルが付着してきます。
しかし、シールから漏れてくるパターンだとシールに一番オイルが溜まって来るのですが、なんかちょっと違う感じだなとは思っていました。
 漏れるものは漏れるので分解してみましたが、どう考えても完璧に組まれているし、内部オイルシールとダストシールの間の空間にフォークオイルが漏れていなかったので、さらに疑念が深まりました。
 しょうがないのでそのまま組みなおして、もう一度私のバイクに取り付け乗ってみると、やはり激しい走り方をした時のみオイルがインナーチューブについてきます。
が、そこでやっと気付きました。
シールから漏れているのではなく、トップキャップから漏れて滴ってインナーチューブまでいっていることに。
結構分り難い地味な漏れ方だったので気付きませんでした。
トップキャップのシール用のOリングが度重なる組直しにより痛んでいてオイルが滲み出るようになっていたのです。
Oリングを交換して一件落着となりました。
最初に気付けば分解しなくて済んだので、ちょっと無駄な作業をしてしまいました。
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