酒を止めて --- 肝臓を悪くしたわけではないから、パーティーの乾杯ぐらいは付き合うが ...

　今朝、庭の一隅でブルーベリーを摘んだ 　見あげれば、めずらしく、八月朔の鱗雲 ...

「身は空蝉の...、か」 The Singers Unlimited / We've only just begun 　

　英語文化圏なら俳句の訳書は難なく入手可能だ。 　かつて、その意訳集の一冊を手にして...

　ということで、幽霊達にも会えず仕舞いの夏。 Marjorie Estiano / Wave 　

　二百十日が過ぎて、お日待ちも間近。その夜が明けると、待望の豊年祭。【The Singers Unlim...

　ある年、一年を通して、Joe Sampleが睡眠導入剤だったことがあった。 Joe Sample /...

　歳をとって、三、四年に一度しか会うことのなくなったきみとぼくでは、どちらかが亡く...

　お通しに出たひじきの煮付けを口に運ぶとき、下地が一滴、シャツの裾に落ちた。すぐに...

　夏が終わり、部屋に取り込まれた小樽硝子の風鈴。仕舞いそびれ、冬が来ても吊られたま...