個人経営のバーガーショップを見つけると、やたらと入りたくなる。
入店基準には一定の制約があって、飽くまでアメリカナイズされていることが大事。
テーブルに置いてあるトマトケチャップ、マスタードは米国資本のクラフト・ハインツ社製を最上とし、次にキッコーマンがライセンス生産するデルモンテ。純国産のカゴメや他国資本のブランドは、ここでは選外。
アメリカ軍の基地のある街を検索すると、この手の個人経営零細バーガーショップがヒットする。中には退役米軍人経営の店があったりもする。
さすがにバウンズを自店で焼くところはないと思うが、近所の有名なパン屋に頼んで作ってもらうので、チェーン店のそれとは風味からしてそもそも異なる。
ハンバーグ自体のこだわりレシピが各店の勝負所。
例えばアメリカでは、客は、日本のように整形されたハンバーグには大して興味は無いようで、アメリカのある州、ある地域で有名な個人経営のハンバーガーショップではハンバーグをバットの底に空気抜き・加圧も然程しないまま平らに作り、それをフライ返しで四角く切って焼き、丸いバウンズに載せるから四隅が皿に落ちてパラパラになっているものを平気で出す。客の方は『ただ美味しければそれで良く』、皿にこぼれた挽肉を気にする様子はまったく見えない。客達は、それをフォークですくうか手で摘まむかして食べる。
ところで、日本の場合、味本位のハンバーガーを食べさせてくれる個人経営の店には、基地から遠く離れている街でも時折遭遇する。ぼくは、わざわざ電車・バスを乗り継ぎ、国分寺駅前まで出向くことがある。
【The Toys / This Night】
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