『月見草』と言うとウイスキーをウエスケと発音した津軽の作家を思い出し、『宵待草』と言えば美人画を描きつつ生涯を恋に生きた、あの放浪詩人を思い出します。
英名 “Evening Primrose” —— 其のノーブルな響きは、其の花を知らぬ人にさえ其の姿をイメージさせる気がします。
さて、曇り気味のある夏の夕暮れ...。やおら華やかに咲き始めた其の一輪を、イチ子さんが道すがら手折ったのも、実は無理のない話だったかも知れません。
【The Kingston Trio - Tomorrow Is a Long Time】