同じ分野で創作を長く続けていると、当然のように心情にも変化が生じ、気付けば、従来の作風を維持し続けていると昔ほど制作中の面白味が無い、という事態に陥ることがある。それまでのスタイルに改変が許されるなら活路もあるが、既にコマーシャル・ベースに乗った人では、状況によってはそれが困難なこともある。 自分の楽しみの延長線上で制作を続けられる幸せもあれば、生活のため、従来のスタイル維持を強いられることもある。要するに、世の中、自分の都合良く事は運ばないということだ。