30年程前迄は『ナントカのつもり』と言っていたことが、今は『エアなんとか』と言うから、しばらく日本を離れていると帰国後は、最新の日本語に馴染むまでに少し時間が必要かも知れない。
さて、『エアなんとか』に話を戻すが、自室のデスク横のクローゼットの扉に鈴木英人さんの作品が貼ってあって、いち年を通して海が見える —— ぼくなりに『エア・リゾート』のイラストとでも言っておこう。キャリフォルニアかフロリダ辺りの係留地のオフィスかボートハウスのようだ。家の前のデッキから直ぐにクルーザーに乗れるところが、なんともゴージャス。ここを自宅としたら、ぼくの仕事は、いったい何だろう...。こんなことを考えていると、時間はいくらでも潰せる。
さあ、昼だ。
水口イチ子を誘って、漁協の桟橋へロブスターを食べに行こうじゃないか。
まだ日は高いが、冷やせるだけ冷やしたプロヴァンスのロゼが飲みたい。折角のリゾートの休日なんだから...。