きみの靴の中の砂

清貧の食卓





 大恐慌、あるいは日清・日露の戦勝時代、はたまた敗戦後の貧しかった頃など、時代それぞれに特色があると、料理・料理本も必然的に時代性を帯びる。昨今、国がひっくり返ることもないような時代が続くと、食は贅沢と飽食へと向くが、それがコストの割りに美味いかというと、あながちそんなこともない。
 ここで話題にしようとしている本、『清貧の食卓』は二十年ほど前に出た本だが、切り口が並々ならない ----- 豪奢な宴席を知り尽くした文豪、人気作家、名料理人たちが明かす素朴な手料理、おかずの魅力。味わい深い『食の原点』が、ここに在る! 珠玉エッセイ40編。
 これは裏表紙。みなさま方、しっかり『清貧』を競ってらっしゃる。


 

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