折に触れて
四十代最後の年を生きていた友は、一昨日の日曜日の午前中、渋谷にある自分のオフィスに一人でいて倒れたようだ。 用事があって電話をした、ある人-----前夜、一緒に飲んでいた...
街の噂
最近、家でも外でも酒を飲まなくなったので、周囲に不思議がられている。 本来、嗜む程度の酒量だったなら、断酒くらいで地元の飲み屋の噂話にもならなかったろう。どうやら、立ち行...
うしろへ突撃
吉田健一(1912-1977) 作家の全集最終巻の末尾には、通例、そこに編まれた作品の索引が添えられている。それを吟味しながら、興味をそそられた題名のものを拾い読みするとい...
Re: おはよう、夜明けの星明かり
仲間の女、といっても俺達より大分上品な家柄に育ったシーラが、ネバダにある陸軍の矯正キャンプでしごかれまくってるクロードに逢いたいという。 そりゃあ、シーラがネバダまで行き...
妄想姉妹
『この姉妹、かなり○○い』というドラマの宣伝文を見た日には、食い付かないわけにはいか...
一軍半の本たち
何年かに一度、ふと読みたくなる本がある。 その手の本は、普通、その頻度に応じ、頭の中で優劣を付けて書棚のどこかに置いておくのだが、頻度が少ないと、いつの間にか書棚からはみ...
鉄道むすめ
フィギュア『鉄道むすめ』が売れているという。フィギュア・オタクのみならず、どうやら...
最後の文豪
「常設展示室と企画展示室を入れ換えたんですか?」 「はい。企画展にボリュームがある時...