日本の片隅で一主婦がぼやく。

基本、ぼやき。
でも、普通のblog化しそうな今日この頃…

農薬の続き

2020-08-24 10:37:08 | 野菜
半月ほど前だったかな…?
お盆休みの前ですね…
田んぼでヘリ防除が行われました。 

稲穂が出てきた頃に行われるカメムシ防除です。

田んぼのある各地で見られる光景だと思います。

カメムシはカメムシと言っても種類が違うそうです。
詳細は以下リンクで…
の中にこんな記述がありました。




区画毎に所有者が違います。
勝手にヘリ防除の実施は出来ません。

各々が手作業で散布する防除と違いヘリでの散布はどれだけ気をつけたとしてもやっぱり少なからず影響があるので、農会の仕切りとなります。

農会から稲作農家さんへ、事前にヘリ防除への申し込みを受け付けます。
そして防除を受けたい農家さんは隣接する農地の所有者さんにヘリ防除しても構わないか?と言うお伺いを立て許可を受ける必要があります。



この許可を元に防除当日のまだ風のない早朝から自治会農会長さんとJAの担当者さん立ち会いの元、委託されたラジコンヘリの業者さんによるプロの操縦で薬剤の散布が行われます。

詳しいなって?
それはうちの夫が農会長を務めてるからだったりしてます。

移住当初、まだ我が家がたんに田舎暮らしに憧れて、無農薬栽培で野菜を作り、借りた田んぼでお米を作り始めたころ、どれだけ気をつけてたと言っても虫食いがあったりで、見た目が良くない農作物しか出来ませんでした。

それでも少しずつ収穫量が上がって自家消費し切れない分を産直に登録させて貰ってお店に並べさせて貰ってたんですね。
無農薬栽培だけど、無農薬野菜って単語は使えないっていうのでこだわり野菜とかなんとかポップを作って…

ある時、クレームがありました。
お客さんから直接じゃなくて、店舗の方にあったんですけど、虫がついてた。って。
買った野菜に。って。

またある時は玄米を買ったお客さんが精米したら虫食いのお米だったから返品するってお店に持ち込んだってのもあって、幾ら生産者がこだわってても消費者側に理解がないとダメなんだな…と、夫は無農薬への拘りを捨てました。

なので夫は産直等に出荷する農作物は生産性をあげる為に農薬を使いますし、化学肥料も使う立派な農家になって今では農会長です(自虐)

ところで左右に田んぼが広がる真ん中の畑はここ、90過ぎのおじいちゃんが管理する花木の畑です。


女郎花で季節柄、殆ど収穫は終わってますが綺麗な花を咲かせる為に薬の散布量は半端なく凄いです。

お米のヘリ防除どころの非じゃないです。

除草剤、殺虫剤、他病気予防の農薬散布…
事前の通知なく突然始まります。

花は綺麗に咲いていてこそ価値があるので使われる農薬は多いし回数も多いです。

おじいちゃんの畑は広大であちこちにあるので、風上で始まると家の中にまで農薬の匂いが漂ってきて気分が悪くなります。

離れていても風に乗って薬剤が漂ってきているのが分かります。

家庭菜園でも同じことが起こらないとは限りません。
ご近所で庭に除草剤を撒くこともあるかも…です。

家庭菜園で無農薬の野菜を作っているお隣の家では薔薇の花で埋め尽くされている…
薔薇も綺麗に咲かせる為に使う薬は多いですよね。


無農薬で作った家庭菜園の野菜、美味しいです。
自家消費してる分には自己完結なので何の問題もありません。

でも、売っちゃぁいけないんです。
もし買うとしても、無農薬を信じちゃダメですよ。ってお話しでした。


長くなってすみません。
無事に最後まで辿り着けて良かった…
朝から奈良漬けの続きの記事を書いてたんですけど、またもや途中で消え失せて脱力しました。

仕切り直して今回、農薬の続きになりました。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました🤗



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