『十二国記』を読むことは、未知の歴史の誕生を目撃することーー人と麒麟の重厚なドラマに酔う https://realsound.jp/book/2019/10/post-435299.html @realsound_bから
阿進じゃなくて阿選だし、戴麒じゃなくて泰麒だし。と言う細かいことは横に置いておいて、熱狂的ファンを自称している身としてこういう記事をみることはスゴく喜ばしい。
魔性の子が新潮文庫版になっているが、そもそもの12国記との出逢いは講談社X文庫での魔性の子初版であった。
今、その本は手元にない。
いつの間にか小野主上の悪霊シリーズと共に娘が持ち去ったらしい。
私が購入した原作小説悪霊シリーズを娘が持ち去って、娘が購入したマンガの方の悪霊シリーズ全巻を交換の形でどうやら置いてった。ということらしい。
マンガも良いけど、小説の方を読みたい。
ぜひとも全部返してもらいたいところである。
そんな愛してやまない12国記である。
特集記事が載っているというダ・ヴィンチだって買った。
噂によると、丸善の書店員さんとジュンク堂書店の書店員さんの手による冊子があると言う。
残念なことに入手する手段がない。
地方の田舎町にある本屋には都会の本屋で特設コーナーを設けてまで盛り上げていたような12国記祭りのような様子は皆無でポスターの1枚もなく、当然のことながらそんな冊子が置かれるはずもない。
読みたくてメルカリで購入し手にいれた。
配布は無料であるが、メルカリでは最低取引額というものが存在するので、有料である。
さて、その冊子が届いた。
期待は盛り上がる。
冊子のタイトルは
「丸善とジュンク堂書店の書店員で「12国記」について熱く語りたいがために作った冊子」である。
胸が熱くなるじゃないか。
どんなに熱く語られているのだろうと。
ところがだ。
広げてガッカリした。
A4のコピー用紙両面いっぱいに載っているのはどう見ても宣伝ばかり。
シリーズの紹介と、物語に出てくるキーワード。
どこかで見た、どこででも見かけるもう知り尽くした今更情報。
書店員が熱く語っているのはどこへいった?
A4を四つ折りした1/8面に3名の担当者名でお勧めコメントが載っているだけであった。
「熱く語りたいがために作った」というのなら、全面、書店員のお勧めコメントで埋め尽くして貰いたかった。
全然、熱く語っていないじゃないか。
勝手に期待して勝手に盛り上がっていただけであるが、300円出して買ったのがこれかと思うとガッカリして悲しいのである。