山形フォーラム24周年記念『クラシクス名画シアター~モノクロ映画の輝き~』
誰もが認める不朽の名作

私も大好きな映画で、今まで何回も見たしビデオも持ってるんですけど、
大きなスクリーンでは見たことがなかったので楽しみにしてました
ヨーロッパのとある国の王女・アン(オードリー・ヘップバーン)と
新聞記者・ジョー(グレゴリー・ペック)のつかの間の恋の物語
とにかくヘップバーンが魅力的です

気品に溢れ美しいと思えば、お茶目で可愛らしくもあり。
どんな表情の時も、彼女がスクリーンに映ると、それこそモノクロ映画なのに
色鮮やかで輝いているような感じがします
グレゴリー・ペックの格好良さはまさに完璧
それに、映画自体の何とも言えない粋でお洒落でスマートな雰囲気がまた素敵

最後、記者会見の写真撮影の時に、ジョーの同僚のカメラマン・ラドビッチが
ライター型のカメラでアン王女の写真を撮ったり、大スクープのはずのアン王女の
写真を、“旅行の記念に”とそっとアン王女に手渡すシーンとか好きですね
でも、ただお洒落で夢みたいなロマンスだけじゃなくて、深い切なさが残るのが
この映画の魅力でもあって

お互いに現実には逆らえないと分かっていながら惹かれあい、またそれぞれの
人生に戻っていく様子がグッと来ます

一人の女性として過ごした1日を胸に、王女としての義務を全うする覚悟をした
アンの凛とした佇まいが特に印象的でした
やっぱり名作は何年経っても輝いてますね