果拿の国の蛮教を学ぶために海を渡った鳳来国の若者達-伊達土門(上川隆也)、
京兼調部(川原正嗣)、稀浮名(山内圭哉)、音津空麿(粟根まこと)。長い留学を終え、
いよいよ鳳来国への帰国が迫ったある日、調部が何者かに殺され、浮名と空麿の
証言により土門が無実の罪で捕らえられる。
幽閉されたのは、これまで生きて出たものはいないと言う監獄島-。
一方鳳来国では、調部の妹で土門の恋人でもある美古都(稲森いずみ)や、土門の
親友の武人頭・遊日蔵人(山本亨)が土門達の帰国を待っていたが、帰ってきたのは
浮名と空麿だけ。そして美古都は、土門が調部を殺したと聞かされる。
それから10年-。浮名は右大臣、空麿は蛮教の大神官・学問頭となり、蛮教の教えに
かこつけ民衆から搾取を続け、浮名の父で大連の稀道活(橋本じゅん)と美古都の父で
左大臣の京兼惜春(千葉哲也)は権力闘争で対立を深めていた。
そして監獄島では、友を殺し自分に罪を被せた男達への復讐の念だけを生きる糧に
10年を過ごした土門がいた。
そこで土門は果拿の国王を暗殺し監獄島に捕らえられていたサジ(堺雅人)と出会い、
サジの協力で監獄島から脱獄。
サジや共に脱獄したハマン王朝の姫・ペナン(高田聖子)らと、己の復讐を果たすために
“蛮新教”の教祖・飛頭蛮として鳳来国へ帰国した土門は、大王の后となった美古都と
再会する…。
待ちに待った、初“ゲキ×シネ”
ゲキ×シネが上演され始めた頃、何度か地元の映画館に“山形でも上演を!”って
メールを送ったのが叶ってホント嬉しかった~
いやとにかくすごかったですよ、『蛮幽鬼』
3時間超、実際の舞台と同じく途中休憩ありでしたけど、少しも長く感じませんでした
復讐、権力争い、愛憎いろいろ入り混じったスケールの大きいお話でありながら、
複雑でなくその世界にすんなり入って行ける辺りが新感線の舞台のすごい所で
新感線の舞台、DVDも合わせて何本か見てますけど、根本にあるメッセージが
すごいわかりやすいと言うか、感情移入しやすいんですよ
かと言って毎回おんなじような舞台かって言うと、見るたびに全然違う衝撃を受けるんです
役者さんだって毎回お馴染みのメンバーが揃う訳ですから、どっかで見た感だってあっても
おかしくないと思うんですけど、ホント毎回物凄いパワーとかオーラを見せ付けられて
感動してしまいます
でもお馴染みだからこその絶対的安心感もあって
とにかく身震いしながら観た『蛮幽鬼』
今回のキャストがまたすごい
と言うことで、生の舞台見た訳じゃないけど次回に続きます(笑)