かつてはロシア・ボリショイ交響楽団の天才指揮者で、今は劇場の清掃員として働くアンドレイ
(アレクセイ・グシュコブ)。
ある日、パリのシャトレ劇場から届いた出演依頼のFAXを偶然目にしたアンドレイは、
かつての仲間を集めてボリショイ交響楽団に成りすましてパリで演奏することを思いつく。
今は様々な職業に就き何とか生計を立てていた楽団員と楽器を寄せ集め、残る最大の関門は
ソリスト・アンヌ=マリー・ジャケ(メラニー・ロラン)を客演で呼ぶこと。
しかしそこには、アンドレイしか知らない今回の計画の本当の目的が隠されていた。
これも7月に見たやつ。何か遠い昔…
私、学生時代オーケストラのサークルに入ってまして
フルート吹きだったんですよ
とは言っても中学校のとき吹奏楽部に入ってただけで全くの独学だし
高校は吹奏楽部がなかったので3年間まるまるブランクがあって
友達に誘われて軽い気持ちで入団したんですけど、オケの管楽器って各パート1人とか
人数が少ないんですよね
だからミスするとすごい目立って
弦楽器なんて同じ旋律弾いてる人何人もいるから、1人ぐらい弾いた振りしてても分かんないのに(笑)
まぁそれは言い過ぎとしても(笑)
とにかく1年生の頃なんて上手く吹けなくていっつも冷や汗かいてたものです
でもみんなで一つの曲を演奏するのってなんとも言えない一体感
指揮者がタクトを下ろして最初の音を出すまでの、唯一何の音もしない一瞬が
最高に緊張するけど最高にわくわくする瞬間でもあって
って全然映画の感想じゃなくなってるんですけど(笑)
そんな懐かしい気持ちを思い起こさせてくれた素敵な映画だったということで
団員も楽器も寄せ集め、ろくに練習もしないでぶっつけ本番じゃひどい演奏なのは当たり前
そんなのでお客さんの前で演奏するなんて甘いっ!!
と言うところは映画なので目をつぶって(笑)
アンヌ=マリーの魂の演奏に引っ張られるように、やっつけだった団員達が一つになっていく様子が良いです
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に合わせて見てるこっちも一緒に盛り上がって
曲が終わったらスタオベしたいぐらいに興奮しました
やっぱりこういう映画は映画館で見るのが良いですね