不等号ナンプレ宣伝隊

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日曜大工

2021-12-26 13:53:59 | グリーン・ライフ

今日のブログのカテゴリーを日記にすべきか、グリーン・ライフにすべきか
ちょっと悩んだ。まあ、後者でよかろうとの結論は出したが、
ボーダーライン上ではある。
このひと月の数件の書き込みから、2階の洋間のネズミの額ほどの、
日当たりだけはよそと比べても遜色ない出窓に、ヨーグルトの空き容器だの、
カップ麺の空いたのだのをマイホームとして与えられ、上を見たら限がない、
それでもオメぇ達は雨露が凌げるだけまだマシなんだぜと言い含められた
可哀想な植物たちが、まるでタコ部屋みたいな状況で雑多に置かれている絵を
想像されるかもしれない。
まあ、それもあながち外れてはいないんだが…。メンバーの増加に、改善を
迫られてはいた。「都会の空き地は上にある」みたいなCMを見て、そうか、
二階建てにすればいいのか、と立体化プロジェクトを始めてはみたところが、
ありゃりゃ、出窓の開閉がやりづらくなる問題が発覚。とりあえず今日の
ところは、ベランダに面した東側の、高さ4尺幅1尺2寸の嵌め殺しの
明り取りを、下から1尺のところで2段に分けた。こっちは嵌め殺しだから
開閉を気にすることがない。早速上段には上方志向の強い、柚子だか
八朔だか、実をつけてみなきゃわからない連中を3鉢、下段にはガジュマルの
マルちゃんと、まだメンバー紹介してなかった、ヒノキの2年生と
スギの1年生。それと、まだ何か並べられそうだってんで、缶コーヒーの
空き缶の、蓋を切り取ったのを我が家にと拝領した高さ25㎝の柚子(?)の
一本モノが、上がつっかえるまでの期限付きでが鎮座した。
地震対策にも一応気配りしたつもり。東に面した明り取りだから南北方向は
まず問題ない。東西方向の動きをいかに抑えるか。借家物件なので、釘は
使えない。結局、無いよりマシということで、棚の上面と嵌め殺しの枠を
テープで止めるぐらいしか打つ手がなかった。鉢の落下対策は手つかず。
手前に柵みたいなものでも作ろうものなら、途端に水遣り時のアクセスが
悪くなる。結論は先送り。
いざ作ってみると、明り取りの機能が半分ぐらい削がれた感じだ。
心中はこんなにも暗くなるものか、と大分広くなったな、の綱引き状態。
さて、南側の出窓はどうする?。





ポチっとな 鉢重計

2021-12-25 17:08:02 | グリーン・ライフ
PCのキーボードはそろそろ10年選手。以前からenter key が押しにくく
なってきてたからアマゾンを見てたら、3000gまで、0.1g刻みで測れるという
キッチンスケールを発見。コンマなんぼまで測る予定はないが、鉢重計には
十分な計量範囲で、1200円というのも魅力的、即ポチっとな。意外だったのは
そこからのアマゾンの手際よさ。これまでは下手すりゃ支払い番号のメールまで
1時間なんてこともあったけど、システムがパワーアップしたのか、注文の谷間の
時間帯だったのか、わずか2分でメールが来た。支払いは早速近くのコンビニで
済ませた。
現在967g近辺のガジュマルのマルちゃん、春になったら気兼ねなんかしないで
ど-んどん大きくなって構わないからね。
一方気掛かりなのが、台湾モミジのポリちゃん。一番根本に近かった枝に続いて、
2本目の枝も瀕死状態。これが、冬に向けて、水遣りを控えているせいなのか、
寒さの影響なのか、素人には分かりかねる。そこへ、この時期にしては強めの、
どころか、4、5年に一度の第一級寒波が来るのだという。例によって、
私はヤツの生命力を信じることにして、サポートらしいサポートはしないつもり。
庭先のローズマリーは2度目の冬を迎えた。もう茎は2㎝ぐらいある。一回り大きい
コキア然とした様相を呈している。そのこんもりと茂った枝の一本に、カマキリの
卵を見つけた。地面からは30㎝ぐらいか。となるとこの冬は20㎝ぐらいの
積雪を覚悟しないといけないのかな。

有機無頓着園芸

2021-12-20 11:33:14 | グリーン・ライフ
私のグリーン・ライフが何故ライトになったかという話を少し。
20年ほど前だったか、500円で、小さな4弁の黄色い花が賑やかに咲いてる
カランコエの鉢を買ったことから始まったんだと思う。それまでも
折に触れて切り花を買い求めることはあったが、鉢物のスタートは
カランコエだったと記憶する。こいつが乾燥にめっぽう強かった。平日は
関東と関西の間を3往復、入浴するためにだけに帰宅(というよりむしろ
立ち寄り)、ゆっくりできるのは週末だけ、みたいなライフスタイルに
ちゃんと適応して、暫くは安らぎを与えてくれた。
やがて年を越し、花の時期は終わったが、一向に枯れるそぶりを見せない。
週に一度の水遣りだけで、秋にはまた花をつけた。が、あいつも主(あるじ)の
性格に気づいたか、今まで通りじゃだめだ、と生き様を変えて始めていた。
商品として店先に並んでいた時の園芸品種としての誇りはどこかに捨て去り、
生き延びるために、原種の特性を前面に出すことにしたのか、色は赤みを帯び、
ひょろひょろと背丈ばかりが伸びてしまう。えい、やっと切り詰めてみても、
それが挿すどころか、土の上に置いただけで、しっかり根付いてしまった。
3年もすると、ろくに花を咲かせることもないくせに、置き場所に困るほどに
勢力を広めてしまった。世の中ではペットの多頭飼育崩壊が話題になり始めた
ころだったが、わが身を顧みれば、相手こそ違え、似たようなものじゃないかと、
花の時期が終わったのを機に、一思いにごみ箱に捨てた。
誰だって黒歴史があるはずだ。失敗の原因を把握し、次の機会にはそれが
生かせればいい。人類の発展は失敗という土台の上に成り立っているんだもの。
今ではネット上に、カランコエを上手に咲かせるためには、光のコントロールを
すればいいと情報があることはある。その情報が生かされないまま、我が家には
ひょろひょろと伸びてる5年生と、5,6㎝に切り詰められて冷遇されてる3年生と
4年生のカランコエが、群れを成していることはいる。本来ならば開花の時期
なのだろうが、花は咲かせずとも主が苦にしないことを見透かしてのことなのか、
マイペースは崩そうとしない。もちろん先々代が主の機嫌を損ねて、お家断絶の
憂き目を見たことなぞ、知ろうはずがない。DNAの指示書に基づいて、日々水と
二酸化炭素から、生命維持に必要な有機物と、酸素を細々と生成している。
聞くところによると、そのDNAの指示書には、コントロールされた光環境下では、
夏場に花芽をつけてもいいと書かれているらしい。

初恋の人に似ている

2021-12-18 15:38:50 | グリーン・ライフ
今年の初夏だったと思う。園芸番組にクラッスラ・キムナッキーというのが
出てきた。一目ぼれだった。早速ネットで調べてみたが、品切れらしかった。
仕事で遠出した際に、立ち寄ることもあろうかと、2、3の専門店を
リストアップしておいたら、夏の暑い盛りに候補の中の1店の近くを通る
チャンスが訪れた。私が仕事で乗る車はデカい。全長12m幅2.5mの大型
トラックだ。なんとか停めることはできそうだ。そもそも停められそうに
なかったら、リストアップはしない。郊外の店でよかった。それも裏通り。
すぐに戻るからね、と路駐で店内を一回りしてみたけれど、お目当ての
キムちゃんは無い。大きさは5㎝ぐらいなんだろうという先入観で探した
せいもあるかもしれない。2周目、もう少し小さいのかなと、視点を変えると
似ているのがあることはある。ちっせー。そのくせ2000円だという。
8㎝のポットに太さ1㎝高さ3㎝ぐらいのが6本、一回り小さいのが5本、
さらに小さい、太さ6㎜高さ2㎝ぐらいの伸びしろたっぷりのが4本の計15本の
クラッスラ・緑塔の寄せ植え。ええい、ままよ。これくらいなら、小遣いの
範囲内だと自分によーくいい聞かせてからのお買い上げ。
次の日曜にふた鉢に分けてみたが、根っこ細いし短けー。何よりこの時点で
何年生なんだろう。どれくらいまで育つんだろう。寒さより暑さのほうが
苦手とは書いてあるけど、果たしてビギナーに育てらるものなんだろうか
との心配をよそに、ひと月のうちにしっかり根付いた様子だ。少し揺らした
だけでフラフラしていたのだが、大分安定感が増してきた。
4か月育てて、丈のほうはいくらか伸びたようにも見えるが、太くなる様子は
ない。別に大きく育ってもらわずともよいので、これからも液肥などをやる
つもりもない。そのあたりが、ライト・グリーン・ライフの所以ではある。
本当はキムナッキーが欲しかったんっだけどなあ。


ライト・グリーン・ライフその2 軍資金100円のギャンブル

2021-12-13 11:30:21 | グリーン・ライフ
例によってここでいう light は life のほうを修飾する形容詞である。
夏場は薬味としてオオバが減退しそうな食欲の後押しをしてくれる。
ぶらりと入ったJAの直売所で、スーパーで10枚をひと袋に入れられて
売られているのより、ふた回りほど小さいサイズの葉っぱがついた茎ごと、
7、8本輪ゴムでくくられて売られていた。
葉っぱの数は優に100枚以上ありそうだ。これで100円(税込)だという。
育てながら全部食べられればゼッタイお得だ。
農家にしてみれば、スーパー向けのサイズまでもう何日か育てて、10枚数えて
袋詰めするという手間をかけるのと、ここらで見切りをつけて、次の作物の
ために畑を空けるのとを天秤にかけた答えなんだろうけど、
そんな裏読みはせず、よし、買った、と決断。もちろん判断材料の一つに、
シソの生命力の強さというのがあってのことでのことだが・・・。
水の入ったコップにぶち込んで、活けるというにはほど遠い、週に2度ほどの
水換えだけで活けたつもりになって、大きいほうの葉っぱから順に胃袋に
送り込んだ。4、5日も経つと5本から根が出始めていた。根が出ないのは
少し切り詰めて様子を見たが、結局出根することはなかった。
まさに水が合わなかったのだろう。
やがて健常組の5本は、薄暗い台所から、2階の洋室の出窓に移動して
緑のコレクションの仲間入り。この時点で残っている葉っぱのサイズは
食べるにはかわいそうな名刺サイズ以下。健常組以外はすでに任務終了。
半月ほど様子を見て、元気のよさそうなのを2本選んで、定植。
といっても例によって、カップ容器とどこかの畑の土が分け与えられるだけ
なのだが。やがて穂ジソが伸びて花を咲かせた。花が咲けば受粉、結実と
進むのだろうけど、部屋の中じゃ交配に関わる虫などいそうもないし、
風媒花だという話も聞いたことがない。
そんな心配をよそに、やがて奴らはDNAに組みこまれたプログラムに従って、
結実させ、一年草としての一連の営みを終えた。
その次世代に託した、直径1mmの希望を、新聞紙の上でちらばらないように、
叩き落し、集めた。有機無農薬無頓着栽培の成果はざっと500粒だった。
やはりシソ農家も種苗会社のコントロール下で、F1に頼っているのだろうか。
在来種を栽培し続けていてくれたのなら、その形質を受け継いだこの種から
育ったオオバが我が家の食卓を彩りと香りで楽しませてくれるはずだが、
軍資金が100円のギャンブルの答えは、来年夏まで待たねばならない。