英会話BOX 第2章

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小林麻央さん

2017-07-01 08:28:06 | 代表の昔の日記
7月1日の朝です。

私は、このブログでは感情を出したり、率直な気持ちを書いたりしないようにしていました。
きっと自分の追い求めるリーダーの人間像意識しながら文章を書いていたからそんな制限を自動的に自分にかけていたのだと思います。
今日は、そんなことを気にしないで書きたい、書きます。

あの日、働いている工場の食堂で、NHKのニュースが流れていて弁当箱と味噌汁のお椀を持ちながら自分の席に座ろうとした時、
ニュースから流れてきたのが、小林麻央さんが亡くなったという知らせでした。

癌で闘病されていた事も知っていたのですが、あまりのショックに「え!!」と人目を気にせずに叫んでしまいました。

偶然か、私と真央さんは同学年で同い年・・・人生の歩み方の大きな違いはあるものの、とにかく思うところが多くあり、深い悲しみが私を襲いました。

そして次の瞬間に自分にとって一番大切な家族を失った時のことを私の頭が考え出しました。

私の人生の表面は、とにかくうまく固めたいという努力と思いがあり、特に30代になってからは、その努力を惜しまずに行ってきました。
だから一見普通に見えます。
しかし私の人生の裏側は、
一度口にすれば数多くの失敗と後悔、無限の負のサイクルに自分を陥れるほどの威力と表情を持っています。

そんな私の不安定な人生は、去年の終わりくらいから表面も裏側も家族のおかげで落ち着いて来ました。
今までの人生が嘘だったかようなこの安定感は、私に新しい「生きる」ということの素晴らしさを日々を教えてくれます。

・家族と一緒に歩む人生が、こんなにも多くの感動に溢れていること。

・家族の理解と信用が、私に底なしのパワーと想像力をくれること。

・家族からもらってばかりではいけない。自分もしっかりしなければいけないという思いを常に持たせてくれること。

書き出せば切りが無いほどの「生」の力を家族から享受させてもらっている今日この頃だったから、
なおさら小林麻央さんの死がショックでショックで仕方ありませんでした。

うまくいっている時は、うまくいっている要因となるようなことを忘れがちです。
特に何気ない小さなことたちは、すぐに頭の中で認識することすらできないようになってしまいます。

そして、当たり前だと思った瞬間それらに対する感謝の気持ちは薄れ、周りに対する配慮を忘れてしまいます。

うまくいくということは、何気ない小さなことの集積の結果として生まれていて、
それらが少しずつ崩れて行けば、うまく行かない状況をもたらすということも忘れていまいがちです。

意図しなくても超自然的な力がいつか加わり、うまくいくことからうまくいかないことに移り変わり、
そうやってアップダウンを繰り返し、最終的に私は死を迎えるのだと自分では理解しています。

だからうまく行っている時こそ、私をうまく行かせている要因全てに感謝して謙虚に日々を過ごさなければいけないと思ってはいたのですが、
今回の小林麻央さんの死で、改めてそれが、私の頭の中に焼き入れされるくらいのインパクトで刻まれました。

今自分の大切な家族を失ったら、自分は生きて行けるだろうか・・・

愛する家族をおいてこの世を去る悲しみがどんなものだろうか・・・

今までの私は、病気に呪われていた10代、20代を終えて、少し体調が落ち着いてきた30代を迎えてとにかく“自分だけにとって”後悔の無い人生にならないようにチャンスがあったらなんでもどんどんチャレンジして掴めるチャンスは掴めるだけ掴もうという考えがいつも頭の中の最大の優先順位でした。

「成功したい。」「有名になりたい。」「世界で注目されるようなアクションを起こしたい。」

自分だけのことだけ考えていればそれはそれで良かったのかもしれないですが、
小林麻央さんの死やブログに綴られた彼女の思いを目にしていると、
私は私のどの夢の最初に「家族と一緒に」と言う文字が必ず浮かんで来ていました。

小林麻央さんが精一杯生きられた34年間、美しく素晴らしく、
たくさんの人々に感動と希望を与えています。

私は、不謹慎かもしれないですが小林麻央さんのようにたくさんの人々に感動と希望を与えられるような人に、
いつ死が訪れるか分かりませんが、それまでになりたいと真剣に思いました。

小林麻央さんへ、同い年、同年代として学ばせて頂いたことを残された人生に生かして毎日大切に生きて行きます。
ありがとうございました。

そして、私を今の私でいさせてくれている私の家族へ、いつもありがとう。


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