イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

どう考えたって夫婦だろう?

2013年11月21日 06時55分31秒 | 高橋美由紀

作者は不可解な反応だ。愛し合う男と女、思春期の暴走する年頃、歳月を経て理性的な行動が出来るようになったとしても健全な男女が一緒に生活してSEXが皆無だなんてあり得ない!同棲でも法的婚姻でも一緒に暮らす二人はそれだけで夫婦という認識を持つのが自然だし、ましてや第2シリーズの終盤で“シャワーにする?それとも食事にする?”という夫婦の語らいを描いていながら、作者が夫婦だと認識していないなんて不可解だ。


アイオン・エル・ファリドを不幸にした大罪

2013年11月21日 06時52分22秒 | 秋田書店

現在『花冠の竜の国 2nd』という愚作が連載されているが、その下敷きに悪用した『フィアリーブルーの伝説』をいつ修正してくれるのか?

第一部までなら何も問題はないが、第二部は大寒期による2つの種族の滅亡の危機を回避すべく南下の民族大移動を行うのに単なる協力ではなく、仲の良い他人から争いがあるとしても一つの種族に統合した家族にするのは必須である。そこにティンタスとエル・カルーの混血は不快だなどという感情が入り込む余地はない。

むしろ、為政者が率先して混血による2つの種族の統合を図るべきであり、幸いにして政略結婚でありながら主人公のティンタス王家のファリオン皇子とエル・カルー王家のエリ・エゼル王女の遺児でエル・カルーの国王アイオン・エル・ファリドとその叔母でティンタスの女王リンは愛し合っているので逆賊を一掃すれば障害は皆無だ。

ところが、アイオンに横槍の恋を抱く義姉アザーリアとの政略結婚を画策し、リンは生前のアイオンの母方の祖父でエル・カルーの先の国王に孫の人生とカルー族の実権を売らせ、ティンタスの奴隷に貶め使役しようと企んだ。